SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“初めての南座/吉田 新吾”
江戸時代、人々は朝から晩まで芝居見物を楽しんだ、、そんな文を昔何かで読みました。
先日の僕は正にそんな一日。
現在南座で行われている吉例顔見世興行に行ってまいりました!
朝10時、これから一日過ごす所か、とワクワクソワソワ、、
壁にかかった演目と時間割を確認
待ち時間に探索がてらロビーに出ると、たくさん並ぶ見慣れないものが、、
こちらは「竹馬(たけうま)」という南座でしかない風習らしく、贔屓筋から役者さんへの贈り物だそうです。
なにげに桟敷席!
桟敷からの眺め。
一幕終わると2~30分は休憩があるので時間になればお昼ごはん。
公演中以外は席で飲食も大丈夫、
このように、幕から幕の間に食べる弁当が「幕の内弁当」の語源のようです。文化ですね~!
南座顔見世興行の折には京都五花街の芸舞妓さんが芸の勉強として
桟敷前側に座り歌舞伎見学する「花街総見」という風習があり、
舞台に華を添えておられました。(先に載せた僕の座っている画像にもチラっと写ってます)
昼の部が終わって夜の部を待つ間、
外の空気を吸いに鴨川に出ておやつ時間。
南座すぐ隣、祇園饅頭さんの三色おはぎ。
歴史、文化を体感しながら素晴らしい舞台を堪能し一日過ごした南座、
名残惜しくなって見返りました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
良いお年を。
(吉田し)