SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“おくりもの「真・行・草」/寺田 由”
皆さん、こんにちは。
スタッフの寺田です。
大なり小なり日常には「おくりもの」が溢れています。
たとえば、大阪のおばちゃんがくれる「アメちゃん」も立派な贈り物ですよね!
世界中に贈り物文化はありますが、日本も例外なく独自の贈り物文化が育まれてきました。
そこで今回は
【寺田的おくりもの真・行・草】
と題しまして、様々なおくりもののカタチをご紹介いたします。
(真行草の解説はこちらをご覧くださいね。)
◆おくりもの「真(しん)」◆
家族ぐるみでお付き合いのある幼なじみの結婚祝い。
私からはSOU・SOUのテキスタイルがかわいいご祝儀袋にお祝いを包みました。
両親からのお祝いは広蓋(ひろぶた)という漆塗りのお盆にお祝いをセットしたもの。
その上に家紋の富久沙(ふくさ)をのせ
風呂敷を二重に包んだもの。
このお祝いは結婚式の1週間ほど前の日柄の良い大安の午前中にご自宅へ持参します。
普段は親しい仲であっても、この時ばかりは両家が改まります。
形式的なようにも思えますが、これがかえって心からのお祝いを伝えられるような気がしました。
(このお祝いの方法は関西独自の風習かもしれません。)
◆おくりもの「行(ぎょう)」◆
ごく一般的な贈り物で登場するのが「熨斗(のし)」。
一言に熨斗と言っても種類も用途も様々で、これもまた日本独自の贈り物文化ですね。
SOU・SOUでもテキスタイルをあしらったオリジナルの熨斗をご用意しています!
熨斗は贈り物にさらにきめ細かな気持ちを乗せることができる、とても便利なものではないかと思います。
少し改まったシーンでお茶の先生や目上の方への贈り物には「御挨拶」。
ちょとしたお礼がしたいな・・・そんな時には「心ばかり」という意味で表書きは「松の葉」とします。
「松の葉」は松の葉に包むほどほんの少しですが、ということの表現だそうです。
謙虚でありながらも心遣いを感じる豊かな表現です。
◆おくりもの「草(そう)」◆
そうは言っても、やっぱり日常的なちょっとしたおくりものは気軽にしたいもの。SOU・SOUで贈り物を探されているお客様からも「相手に気を遣わせたくない」と言う気配りの言葉をよく耳にします。
ラッピングのご用意していますが、私が個人的にオススメめしたい贈り方は風呂敷や手ぬぐいを使用したラッピング!
風呂敷が風呂敷たる所以「包む」を最大限に利用して包みもまるごとプレゼント!
SOU・SOUの20周年を記念してオリジナルパッケージで販売している佐々木酒造謹製 純米吟醸 聚楽第を風呂敷で包みました。
もしかしら、普段は使うことが少ない風呂敷の便利さを感じてもらえるかも・・・なんて下心も込めて。
簡素であることが主流な時代ではありますが、それぞれのシーンで気持ちを添えるおくりもの。
どんなに時代が変わっても相手を想う気持ちは変わらずにこの文化を楽しみたいですね!
4 件のコメント
寺田サンが書かれるものは「なるほど…」とか「そうだったのか…」と学ぶことが多くて、いつも感謝しています!^^カシコクナリマス… 幾つになっても「学び」は大切…ですよね…^^;
またいろいろと教えてください… m(_ _)m
ORまねきねこ様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
私も無知なことばかりで、いつも何かと周りの先輩方や母の力を借りてのことです・・・特に地域性のあることや目上の方へのことは全くでお恥ずかしい限りです。
いつか、さらっとこなせる女性になれる・・・のでしょうか!?なれるように頑張ります!
趣きある奥深いお話、良きやなぁ(^^)
ほんま、大切にしたい文化やねぇ(о´∀`о)
ひとつ勉強になりました♪
kazu-endlix様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
あめちゃんからご祝儀まで、贈り物って良い文化ですよね!!
SOU・SOUでも皆さんに喜んでいただけるような贈り物のカタチを提案していけたらと思います☺️