SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お稽古に通う/長沼 ふみ”
普段引きこもって作業をしていますが、
先月のSOU・SOU展の期間中はお客様や取引先の方とお会いでき
こんなに愛情をもってSOU・SOUを見守ってくださる方々が
実際にいらっしゃるのだと感動していました。
改めてありがとうございます!
そんな3月のお茶のお稽古の様子。
<前半のお稽古>
先生がSOU・SOUスタッフを思って選んでくださった軸が掛けられていました。
「且座喫茶」(=まぁ、お茶でも一服どうぞ。)
静かに座ってお茶をいただく心の余裕が大事という意味だそうです。
お菓子は、東大寺の「お水取り」にちなんだお菓子「糊こぼし」。
先生のお気持ちと、かわいいお菓子と、お茶のいい香りで癒されました。
<後半のお稽古>
千利休の姿を描いた軸と辞世の句が飾られていました。
3月の「利休忌」に合わせて「供茶」のお稽古です。
利休が切腹をした時に、床に菜の花が活けてあり、
また利休が愛した花だったことから、利休忌には菜の花を飾るそうです。
利休にお茶をお供えしました。
お菓子も菜の花です。
その人の好きな花とお茶やお菓子をお供えするのは、家族の仏壇と同じだなと思いつつ、
ふと、利休と家族だったかなと思わせられる、親近感が湧くお稽古でした。
それほどにお茶をされている方にとっては、近くて尊い人なのかもしれません。
お茶はいいなあ。
(長沼)
2 件のコメント
禅語に「喫茶去」というものがありますが、お軸の言葉はそれとほぼ似たものでしょうか…
「禅語」というものを自分は「教訓」と解釈しているのですが、この意味は
・自分が出会った人を広くもてなす心の余裕
・その一方で、目の前の相手をしっかり見つめる心の余裕
・時代の流行りに流されず本質を見る心の余裕
… それらの「余裕」が大切だ…というようなことになるそうです。
過去にこの「禅語」にハマって、「○(一円相)」など「深いなぁ…」と思いながら言葉をひろって手帳に書き写したり筆ペンで書いてみたりしたものです…^^;
ORまねきねこ 様
色々ご存知で、一つひとつ勉強になります!
ネットで調べた所、現代では同じような意味で使われているようですが、先生にも伺ってみようと思います。
自分の中にその余裕はまだなさそうですが、禅語興味深いです。