一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【21】”
本日は日曜日!
スタッフ寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
SOU・SOU le coq sportif
歴史ある古都・京都は、いたるところで自転車を楽しむ人を見かける自転車の街でもあります。
自転車好きのアクティブな人にも、タウンユースとしても楽しめる衣類が、SOU・SOU le coq sportif。
有名な雄鶏のロゴをご存知の方も多いのではないでしょうか。
「le coq sportif」はフランスの世界最古のスポーツブランドで、そのルーツはサイクルロードレースの「ツール・ド・フランス」にあります。
そんな由緒あるスポーツブランドと京都で生まれたSOU・SOUのコラボレートで生まれたSOU・SOU le coq sportifのおはなし。
地下足袋を一緒に作りませんか?
ある日、le coq sportifの担当者が東京のSOU・SOU青山店に来店された際の一言が始まりでした。
「地下足袋を一緒に作りませんか?」
SOU・SOUプロデューサー若林がこのコラボレートのオファーをお受けしようと思った際の決めては2つ。
ひとつ目はスポーツブランドであるle coq sportifとコラボレートすることで、本物の地下足袋をスポーツシューズとして発売することができること。
そして、ふたつ目は世界最古のスポーツブランドから日本の地下足袋を出せると言うこと。
この2つが同時に実現することは、とても歴史的なことだと感じた若林は、コラボレートのオファーをお受けすることに決めました。
やるなら国産にこだわる
コラボレートするにあたり『地下足袋の生産は国産で行う』これが若林の最大のこだわりでした。
早速コラボレートを記念し、デザインされた地下足袋の図案はSOU・SOUの家紋とルコックのロゴのモノグラム。
フランスと日本を象徴する色に、テキスタイルデザインは家紋と雲を間(ま)で表現
コハゼは24金のメッキを施した特別仕様
SOU・SOU、le coq sportif、日進ゴムの地下足袋ブランド「自力」のトリプルネーム
この特別な地下足袋を生産したのは当時、国産の地下足袋製造では特に高い技術力を持っていた日進ゴム。
日進ゴムの担当者であった植田さんは地下足袋に対して業界で一番熱い想いを持ち、若林にとっても信頼のおける方でした。
現在は国内生産ラインが廃止されてしまったため、日進ゴムではSOU・SOUの地下足袋を生産していませんが、当時、ルコックとのコラボレートにあたり色々なこと試みに尽力いただいたことは今でもとても感謝しており、また思い出深い取引先でもあります。
ハラコやレザーなど異種素材を組み合わせた地下足袋
こだわりは妥協せず進化を続ける商品ラインナップ
日進ゴムの地下足袋を起点としたSOU・SOU le coq sportifですが、その後はルコックの定番スニーカー「モンペリエ」や国産の地下足袋を生産している高砂産業製の「運動足袋」など、SOU・SOU le coq sportifの足元の定番商品となっています。
初期の「モンペリエ」
国産にこだわり、現在もテキスタイルを変えて販売中
15年続くコラボレートの歴史
2007年7月7日にオープンしたSOU・SOU le coq sportif。今年でコラボレート15年となります。
15年という長期にわたるコラボレートはle coq sportif史上例のないこと。
SOU・SOUでも毎年数多くのコラボレート企画のお声をいただいておりますが、コラボレートは概ね1年〜2年で終了することが多く、ほとんどは1回きり。
SOU・SOU le coq sportifのように15年続くというのは異例なことでもあります。
コラボレートはご縁でもあり、どんなにお客様からご好評いただいていても双方の会社間での事情があってのことなので、長く続けるということは容易いことではありません。
そう言った意味でも長年コラボレートを続けさせていただけているということは、とても特別なことであり感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に・・・
よく、フランスと京都は共通点が多いと言われます。
歴史や自分たちのアイデンティティやルーツに対するこだわりや誇りは、SOU・SOUとle coq sportifのコラボレートに通ずる共通点があるのかもしれません。
小さいお店でスタートしたSOU・SOU le coq sportifが今、SOU・SOUの一つのブランドとして認知していただけているのは、お客様はもちろんのこと、関わってくださった多くの情熱を持ったプロフェッショナルの方々のおかげでもあります。
地下足袋や新しい和装を提案しているSOU・SOUからスポーツブランドとのコラボレート商品が発売されることは異色なことのように思えるかもしれませんが、自分たちの信念を曲げずに本物にこだわって作っている商品はどれもSOU・SOUのエッセンスが詰まったものばかりです。
これからも、こだわりと情熱でポップでアクティブな商品をお届けいたします。
《つづく》
それでは、また明日。
-------------------------------------------
【今日の合言葉】
「SOU・SOU le coq sportif(ソウソウ ルコックスポルティフ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
-------------------------------------------
6 件のコメント
「コラボ商品」というのはまさしく短期で終了になるものが多い中、SOU・SOUさんとルコックさんが長期に渡りコラボできている…というのは、お互いの信頼関係が強固だということに他ならないと思います。 自分は以前からフランスの、文化に対する考え方の素晴らしさに対して、日本の荒んだ現状を嘆いていました。ルコックさんがフランスのメーカーだったから、地下足袋のような「日本の文化」に理解があった…ということなのだと思うのです。 SOU・SOUさんが地下足袋の素晴らしさを発信しなかったら、この日本の素晴らしい伝統産業は廃れていたのでは…と思うと「ゾッ…」とします。 社長さんに感謝!!ですね♪^^
ORまねきねこ様
大変ありがたいコメントをいただきましてありがとうございます。
色々なご縁とお客様のおかげでコラボレートを続けさせていただけております。
遠く離れた国の歴史あるブランドとこの時代に一緒にものづくりができるとは、本当にすごいことなんだなー!とつくづく感じました。
これからも良い商品をお届けできればと思います。
ルコックさんの方からオファーがあって、それが15年も続いているというのは凄いことなんですね。
そして、あくまで国産にこだわるなど、妥協することなく続けてこられたことも天晴れ!なことですね。
私は自転車に乗れませんが(恥)、チャリンチャリンのイラストは大好きです。もちろんルコックの服も動きやすいので大好きです(๑’ᴗ’๑)
chabo様
嬉しいコメントをいただけましてありがとうございます。
自転車に乗らなくても楽しめる衣類がSOU・SOUルコックでございます!!
アクティブに活動できてポップなテキスタイルが特徴でございますので、ぜひ毎日のコーディネートを楽しんでいただけましたら幸いです。
私ももっぱら“電動”自転車ですが・・・(笑)チャリンチャリンマークの衣類で楽しんでおりますよ!
こんにちは♪
今日はle coq sportifとのコラボのお話やねぇ。
私自身は和装のSOU・SOUが好きなので、なかなか着る機会はないのですが、運動足袋が一足欲しくて結局、SOU・SOU le coq sportifから地下足袋を選んで持ってます♪
でも、ひと口に15年と言ってもほんま凄いことやね。
SOU・SOUが和装だけに拘らず、幅広くSOU・SOU ismを展開しているところがほんま、見事やなぁって思います。
では、また〜楽しみにしてます♪
kazu-endlix 様
昨日はご来店いただきましてありがとうございます。
kazu-endlix様は傾衣スタイルが印象的ですよね!
SOU・SOUルコックがお好みな方、和装がお好みな方、どっちもいいとこ取りで楽しまれる方と自由にコーディネートをされているお客様の笑顔が我々の何よりの喜びであり、仕事のやりがいです。
ぜひ、これからも「いいとこ取り」でSOU・SOUのコラボ商品もお楽しみいただけましたら幸いです!