一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【18】”
本日は日曜日!
SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
ブランド創成期から現在まで
京都を離れSOU・SOUを支える
エリアマネージャー
吉田 優里
よしだ ゆり
SOU・SOUプロデューサーの若林とは高校1年生の時、クラスが一緒になってからの付き合い。
「若林は女友達が多かったよ!」
スタッフが知らない若林の青春時代を知る唯一のスタッフです。
吉田は若林が独立して洋服のセレクトショップを始めた時から手伝い始め、SOU・SOU設立、そして東京進出してからはその責任者として29年頑張ってきました。ちなみに若林は吉田のことを親しみを込めて『チャカさん』と呼びます。(お茶とお花をやっていたので茶花〈チャカ〉)
若林と共に過ごした青春時代
SOU・SOUが誕生する約10年前。
若林が大手のアパレル会社を退職し地元京都でセレクトショップをオープンする事になった際、開店準備をちょっと手伝ってもらったのが同じく会社を退職して時間があった吉田でした。その後も若林が海外へ買い付けに行く際、店の留守番を頼まれるなど気がつけば本格的に若林の元で働き出していました。
東京お台場でSOU・SOU本格始動!
2003年、東京のお台場ヴィーナスフォート(現閉館)にSOU・SOUの新店舗をオープンさせることになりました。SOU・SOUの店舗が東京進出するに際し、若林は絶対的に信頼できる吉田を責任者にしたいと考えていました。
実は超が付くほどの箱入り娘だったという彼女。東京転勤の話に「親元を離れる時は嫁に出す時」と思っていたご両親はとてもびっくりしたそう。そして娘を東京へ送り出した日の夜、心配した吉田の親友が実家に電話をするとお父さんは電話口で泣いていたという。
苦戦が続いた新店舗
「当時はとにかく休みなく働いた!」
オープンから1ヶ月、半年と思うような売り上げがとれず苦戦を強いられる日々。
お客様にも「ここ(お台場)ではこういうお店は無理でしょう」と言われることが多く悔しい思いをしたそう。しかし彼女は「いや、絶対にこの場所で成功してみせますよ!」と心の中では強く誓っていました。
その強い信念とモチベーションがなければ、ひょっとしたら今の東京のSOU・SOUはなかったかもしれません。
SOU・SOUでの思い出
SOU・SOUに長く勤めているからこその思い出も聞いてみました!
SOU・SOUの創業当時、少しでもSOU・SOUを知ってもらおうと百貨店の催事にも積極的に参加していたそうです。早朝から夜中まで休みなく働き、今思い出すとちょっとしんどかったけれど、先方の期待に応えたいという気持ちで頑張って売り上げが取れた時の達成感は癖になる。吉田曰く『山登り』みたいな仕事だそう。
「今でも昔の催事で知って下さったお客様にお声がけしていただくこともあり、やって良かったなと思います。」
また、平成23年にアメリカ・サンフランシスコで開催された『JAPAN POP FESTIVAL』にSOU・SOUが参加した際のこと。現地で行ったSOU・SOUのファッションショーでは、日本人だけでなく外国人のお客様も参加し、モデルさんの楽しそうな姿や客席の盛り上がりを舞台袖で見て、とても誇らしい気持ちになり涙が溢れて止まらなかった。。そんな熱い気持ちの持ち主でもあります。
当時のファッションショーの様子
体が資本!
休日はお出掛け好きの旦那さんに連れられて、自転車や徒歩で朝食を食べに行くことが多いそう。
お出かけの時はもちろん、お気に入りの地下足袋で!もともと歩くのが大好きで、お天気が良く荷物が軽くて時間があればどこまででも歩けてしまう!地下足袋のおかげで冬場の冷え性も今は緩和されたそうです。
また、料理好きの吉田、休日は友人を自宅に招いたり、招待されたりすることが多く友人から新しい料理のレシピを教えてもらうのが楽しみなのだとか。
添加物を避けてお味噌も自分で手作り
良いものを美味しくできるかを考えるのが習慣
最近はまっているオートミール
旦那さんの朝ごはんと吉田のおやつ
最後に・・・!
「外出先で、『それSOU・SOUですよね?』と声をかけていただく事も有って嬉しい反面、年齢を気にしてか『SOU・SOU派手で着れない…』と言われる事も有ります。そんな方には一度でいいから着てみて外出して欲しいなー、と思ってます。」
ちなみに現在83歳の吉田のお母様も長方形衣(ワンピース)を毎日着て楽しんでいるそうです。
SOU・SOUの自由な和装はルールがないのでたくさんの方に楽しんで頂きたい!
現在はSOU・SOUの関東地区エリアマネージャーとして青山店に立つ吉田。東京出店時に若林が感じた『信頼できるスタッフ』の信頼が今も変わることなく続いているのは当たり前のことでは無いと思います。揺るぎない信念で仕事を続けてきたからこそ得られる古くからのお客様の信頼、そしてスタッフからお姉さんのように慕われる信頼。この信頼はこれからも変わる事はないでしょう。
ちなみに、若林と吉田、会話をするときは仕事モードが『9』で友達モードが『1』だそうです。仕事以外の話はもっぱら身体の不調についてだそうですが、友達としての会話が減ったのは少し寂しく感じているそう。
でも、昔の思い出話もできて同じ未来の話ができるもは、ちょっと羨ましいな・・・と思います。
《つづく》
それでは、また明日
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【今日の合言葉】
「吉田 優里(よしだゆり)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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13 件のコメント
寺田サン こんにちは!^^ 初めてコメントさせていただく、傾き女子もどき?の「ORまねきねこ」と申します。
拝見させていただいて…涙、涙…
(´;ω;`)
(先日拝見した寺田サンのプロフィールにも「おぉ〜!」と感動しました…^^;
↑離職中に通える学校で建屋を建てたことがあるので)
SOU・SOUサンには、そういう歴史があったんですね… 成功の陰には涙無しでは語れない… 加えての「友情」…
(↑それも「異性」間での… なんて、今どき禁句ですね…^^;)
正に「ご縁」…ですねぇ… 自分も遠出先で縁もゆかりもない方々との「ご縁」で心豊かな生活をさせていただいております。
勿論「SOU・SOU」サンも!です…^^
ORまねきねこ 様
こんにちは!はじめてのとても嬉しいコメント、ありがとうございます!
学校で建屋とは!すごい!
学生時代からの友情がずっと続くって、本当に素敵ですよね。
また、私共SOU・SOUとのご縁とは大変嬉しいことでございます。
傾衣もその他の装いも楽しんでいただきながらぜひ、今後ともSOU・SOUとお付き合いいただけましたら幸いです!
ほんま、若林社長はえぇ「相棒」がいて羨ましいですねぇ。
長きに渡る信頼が、SOU・SOUを進化させてきた原動力のひとつなんやなぁって思いました。
私がSOU・SOUに魅入ってしまったのは、独創的な「京都の地ブランド」であることが大きな理由やったんです。
だからこそ、SOU・SOUが「京都が誇る日本の伝統」ブランドと呼ばれるようになって欲しいなぁと思うてます♪
追伸
昨日はおおきにぃ(^^)
祇園さんでは、奉納の雅楽を聴きながら雲の切間から覗いた満月を楽しみましたよぉ〜○
寺田さんもスタッフの皆さんとお月見を楽しまれたのでしょうか?♪
kazu-endlix 様
昨日はご来店いただきましてありがとうございます。
また、宣言通りのコメントをいただき嬉しく存じます!
「地元、京都の同級生」っていうのが私は羨ましいなー!と思いました。
お互いの実家も分かるようなお付き合いが何十年も続くというのは、色々な思い出があるのではないかと想像しています。
今後もここ、京都で人生の大先輩の背中を見ながら精進してまいります。
奥様とお二人で雅なお月見、素敵ですね。
私も鴨川からまんまるのお月様を眺めました。あ、お団子食べるの忘れたー!
本当の意味で「同士」ですね\(^o^)/
東京へ出向き、吉田さんにお会いしたいのです(^_^;)
日記での珈琲の木や味噌の話、どくだみのお茶‼いつかゆっくりお話出来たらと思っております。
書き落としました。
「チャカさん」の謎が解けてスッキリ\(^o^)/
寺田さん、ありがとうございます(^-^)
よっ!様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
「チャカさん」本人曰く諸説あるそうですが、なるほどなの理由です!
ぜひぜひ、東京へお越しの際は、吉田や青山スタッフにお声がけいただけましたらと思います。
ドクダミは化粧水にもしているそうですよ!
高1からの友人が、今は絶対的信頼関係で結ばれたビジネスパートナー。そこまで誰かを信頼出来て仕事を任せる若林社長も、それに応える、いえ、きっとそれ以上の仕事をされる吉田さんも素晴らしいですね。
chabo 様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
京都と東京の距離で色々なことがあったのだろうなーと勝手に想像しています。
吉田は京都、東京スタッフのお姉さんのような、なんでも相談できる存在です。
先輩の背中を見て私たちも精進しようと思います。
素敵なエピソードに感動いたしました。こちら九州ではなかなかsousouというワードを聞くことが無いのですが、通りすがりで地下足袋を「可愛い」と声かけられたり、連れ合いは「その数字の洋服はどこで買えるの?Amazon?」と聞かれてちゃんと説明したそうです。私のsousou歴はまだまだですが、どっぷりハマっているのは隠しようのない事実です。これからも皆様頑張って下さい。
京都にも青山にも行かなきゃ!
美樹 様
コメントをいただきましてありがとうございます。
また、九州でSOU・SOUの宣伝をしていただいているとのこと!大変嬉しく存じます。
私共はまだまだ未熟なブランドではありますが、素敵なお客様に支えていただいてると実感する日々です。
ぜひぜひ、京都、東京へとお越しの際にはお立ち寄りいただけましたら幸いです。
私の母も、高島縮の長方形や貫頭衣着ています。年を取ると、ちょっと派手目の柄でも、なんだかチャーミングなおばあちゃんに見えるような気がします。
柄が派手で・・というよりは、腕が上がりづらくなってきているので、前明きでボタンも大きめのSOU・SOUがあればいいのになあ、って思っています。
吉田店長さんが、社長の同級生、同い歳だったとは!?衝撃の日誌でした。いつも楽しく読ませていただいています。
ありがとうございます。
はな 様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
また、お母様もSOU・SOUをご着用いただいているとのこと大変嬉しく存じます。
はな様のおっしゃる通り、かわいい色鮮やかなテキスタイルは年齢関係ないですし、おしゃれを楽しんでおられるのが素敵ですよね!
いただきましたご要望は社内にて共有いたしたいと存じます。
拙いことでお恥ずかしくもありますが、これからもどうぞ、お付き合いいただきましたら幸いでございます!