一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和3年12月25日 土曜日号

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“第四十九話/東京店から青山店へ”

SOU・SOU足袋青山店は、途中で「選sen青山」という形態に変えた。お客様のニーズは、すでに地下足袋だけでなくウェアにも及んでいた。
とはいえ、14坪の小さいスペース。置ける量に限りがある。netshopを見てお店に来ていただいたのに、欲しかったものがなくてがっかりさせてしまっては申し訳ない。そこで、SOU・SOU全体のセレクトショップという位置づけにしようと考えた。
例えばコンビニの中にあるMUJIコーナーの商品とか、駅構内にある小さなユニクロのショップのように、選ばれたものだけを扱う小さな店。なので店名を「SOU・SOU選sen青山」にした。コンセプトは「SOU・SOUの選りすぐりを扱う店」。
この業態変更ははお客様に受けが良かったのか、足袋だけの時に比べると売上げが約2倍になった。そしてその後もこの店に対してのお客様のニーズ、期待はもっともっと大きくなっていった。

ちょうどその頃、ヴィーナスフォートにあった東京店の契約があと半年で切れそうになっていた。当初4年で終わる予定が、気づけば10年も経っていた。
ここらでSOU・SOUは次のステージに行くべきか、との思いがよぎったが、東京店の売上げは悪くなく、全館のアパレル部門坪売上げでも常に1位か2位をキープしていた程なので商売的には撤退する理由は無かった。
しかしながら、SOU・SOUの世界観というものを打ち出していくには、ヴィーナスフォートの館内ではイメージが違うのも確かだ。今までに何回もお客様から同様のご意見を頂戴していた。
なのでこれを機に、心機一転新しい場所でやろうと思いヴィーナスフォートを出ることを決めた。ヴィーナスフォート側からはかなり止められたが、こればかりは仕方がなかった。

そして、足袋屋から選senに変えたばかりの青山店も、すでにキャパを超えているように感じていたので、いっそこの2店舗を1つにした路面店をやろうと思った。
原宿、渋谷、代官山、銀座、日本橋とつぶさに見て回ったが、結果的にやはり青山がいいと思った。どうやら今(2013年現在)青山はトレンドから少し外れているようで、空きテナントもあったりして家賃も一時より下がっていた。僕はトレンドから外れているものが大好き。その方がSOU・SOUにとっては好都合なことが多い。

そして、今回候補だった場所も約1年間空いていたテナントビルだった。50坪あって、骨董通りからすぐ近くという立地。選senがあったFrom 1stからも直線で徒歩3分というのもよかった。
いろいろ考えた結果、ここにした。

2店舗あわせた新店は、「SOU・SOU KYOTO 青山店」にした。KYOTOと付けたのは、SOU・SOUが東京の会社だと思ってる人が意外と多かったから。
そうやって考えてみると地名が付いたお店や会社がたくさんある。例えば「九州ラーメン」「広島お好み焼き」「銀座アスター」「Hermès Paris」「Donna Karan New York」「BURBERRY LONDON」……どれもわかりやすい。それなら「SOU・SOU KYOTO」だ。
そして、「青山店」の呼び方は「あおやまてん」ではなく、呉服業界風に「あおやまみせ」にした。
(青山店店頭写真)


(次回に続く)


それでは、また明日。

-------------------------------------------
【今日の合言葉】

「SOU・SOUへの道/第四十九話」

・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。

-------------------------------------------

アバター画像(若林)
プロデューサー若林が最近書いた記事
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。