SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“いろいろな一冊/溝川 祐美”
最近掲げた目標があります
本は2冊買わない
理由はシンプルに、読まないからです。
本屋さんにいくとついついあれもこれも。。となってしまうのですが買ったことに満足し、手つかずのままの本が部屋の片隅に。上手な人もいるのでしょうが、ついつい勢いがつっぱしてしまう私はどうもうまくいかない人のようです。今読んでいる本が読み終わってまだ読みたければ読めばいいし、気分ではなくなったらそはそれで縁かと思うようにしました。
読書家!と大声で名乗るほどではないし、全く読まない時期もあります。
でも活字を読むのは嫌じゃない。
本屋さんをうろうろするのは好き。
その程度ですが、いろいろな一冊がいろいろな物事のきっかけになってきたことも事実です。
長らく続くいわゆる北欧ブームですが、この本が出た当時の私の頭の中もムーブメントにしっかり乗り、北欧!marimekko!ARABIA!などそんな文字だらけでした。
この脇阪さんの本を知ったきっかけは当時憧れの眼差しで通っていた北欧ヴィンテージショップの方がインスタグラムで紹介されていて。地下足袋や手ぬぐいのお店があるのは京都に住んでたのでなんとなく知っていたのですが、marimekkoの元デザイナーさんがテキスタイルを作っている!なんと!そうゆうことやったの!?何かが繋がった!と衝撃が走ったのを覚えています。
そしてみるみるSOU・SOUとはなんぞやとなっていた私の前に現れたのがSOU・SOU代表、若林の本でした。当時転職を考えていた私。茶道とか浴衣着物のことも知りたいなー。と本当にざっくり思っていた私にまさにそれSOU・SOUやで!と言われた気がしました。
自分が好きなことよりも、相手に求められることを
流行ではなく文化をつくりたい
そんな見出し一つ一つに感動し納得しを繰り返し、読み終わるころの私の頭の中はきっとSOU・SOUでいっぱいになっていたのでしょう。知恩院で当時のスタッフの集合写真ページがあります。一員になりたい!と思った気持ちは今でも忘れません。
その後、めでたくスタッフになった私ですが、入社後も多くの本が発売されました。中でも私の一番のお気に入りは「SOU・SOUの日本のおしゃれ」
この本は和装の本なのか。デザイン本なのか。私が本屋さんならどこに陳列するか迷うんじゃないかな、とか勝手に思ってしまう一冊。当時まだまだ新人の私はスタッフでありながら、いちお客様のように、そういうデザインなんや!意味やったんや!と感心することばかりでした。SOU・SOU辞書というか、SOU・SOU説明書というか。ページも1ページ1ページもなんというかおしゃれなんです。橋本さん当時は本当にお疲れさまです!
思い返せば、節目節目にある、影ながら自分を作ってくれているような、背中を押してくれたり気付かせてくれたり。本とはそんな存在です。
この秋はどんな本を読もうかな。
改めてSOU・SOUに出会ってみるのもいかがでしょうか。
(溝川)
2 件のコメント
買って満足、コレクション?・・わかります(^^;)
バチッ!と合うと即、読み進め、読破しますよね。
「集合写真ページがあります。一員になりたい!」同じく!・・思いました・・。
若林さんの年齢は関係ない!の一言を頂き、希望を持って資格を!と。
子供たちから手が離れるので行くぞぉ~っ!と気合だけ?(^^;)いつか、いつか・・・。
よっ!様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
同じく大本命の本は何があってもすぐ読み終わります。。
当時の私の気持ちに共感していただけたこと大変嬉しく思います!
同じ気持ちを抱いていただいた方々に出会えること、いちスタッフとして今後も楽しみにしております。