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平成20年12月23日 火曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“さて、大山崎。”

先日のお休み、京都と大阪のほぼ府境の京都府大山崎町にある大山崎山荘美術館に行ってきました。
風格のある建物は、大正から昭和の初めに建てられたという洋館です。もともとは実業家の別荘だったそうですが、現在は美術館として活用、保存されています。
中に入ると・・まさしく豪邸。暖炉あり、年代ものの柱時計あり、パーティが行われていたであろう広々としたテラス。展示室には、作りつけの革張りソファ。腰を下ろすと、果てしなく沈みました。住んでみたいです。
この洋館とは別に、お庭部分の地下に作られた「地中の宝石箱」と呼ばれる新館もありました。こちらは安藤忠雄設計の現代的な建物です。
モネの「睡蓮」が展示されています。素敵でしたー。
そして、山口晃さんという現代画家の方の個展も開かれていました。
本館に展示されていた絵もすごく面白かったのですが、新館ではちょっと不思議な展示をされていました。
それは、コンクリート打ちっぱなしの壁に長方形のライトが当てられて、横のパネルに「壁面見立 さわがに」といった題名が書かれているんです。
「んん・・?」どゆこと?
て思ってると、スタッフの方が説明してくれました。
「ライトの当てられた部分がキャンバスです。想像力を掻き立てて見てみてください。」
それを聞いても、ん・・・と思いつつじーっと壁を見ていると、コンクリートの薄いまだら模様がもやもや?っとまとまり出し、あ!!!
発見。いました、めっちゃカワイイ!
一度発見してしまうともうサワガニにしか見えません。
他にも壁の模様を色んなものに見立てた展示がありました。
じーっと見てみると同じものでもまた違う見え方発見できるもんやなーと思いました。
面白い体験でした。
洋館の階段で足を踏み外して思いっきりこけた事を除けば、大変楽しい美術館でした。
じゅうたんフカフカで良かったです。
(西村)

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