一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【2】”
本日は日曜日ですね。
家でまったり過ごす人も多いかもしれませんね。
というわけで寺田のコーナーです。
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そもそも・・・茶室は何のための空間なのでしょうか。
掘り下げて考えたことはありませんでしたが、最近になり茶人でもあった祖父が雑誌のインタビューに答えている記事を見つけました。
そこで祖父はこう答えています。
「茶事は一連のドラマです。亭主が客を招いて一期一会の出会いをする。
その出会いのために亭主の動き、客の動きは念入りに計画されたものでなくてはなりません。そして茶室というのは、その茶事を行う場所なのです。」
※家庭画報 2003年6月号 世界文化社
「茶事」とは懐石(食事)やお酒を振る舞った後にお茶で客をもてなす、言わばお茶のフルコース。
亭主(主催者)は茶碗や棗(なつめ)など茶道具の組み合わせを考え、掛け軸を選び、季節の花を生け、お菓子や料理、季節や当日の天候に至るまで全てを計算し準備します。
茶事の当日、亭主は心を尽くして客をもてなし、招かれた客はその想いに応えます。
「一期一会」とはその場で互いの想いが通じたときの一瞬の出会いのことなのでしょう。
そんな場面の舞台となるのが「茶室」というわけです。
「おもてなし」
という言葉を近頃はよく耳にしますね。
「おもてなし文化」は茶の湯から始まったと言われています。
知らず知らずのうちに日本人の中には「おもてなし」の精神があるのではないでしょうか。
お茶なんて縁遠いものだと思っていても、きっと誰の心の中にもそのエッセンスがあるはずです。
寺田 由
茶室彼是【1】
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それでは、また明日。
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今日の合言葉は 「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
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2 件のコメント
お茶の世界は、ふかいと感じてます。
sou.sou日記でもお稽古の様子などが書かれ日本の素敵な文化だと思います。
楽しみに読ませてもらいます。
waraさま
コメントをいただき誠にありがとうございます!
まだまだ知らないことだらけのお茶の世界ですが、スタッフ皆が楽しみながらやっております。
今後もご笑覧いただけましたら幸いです。
(寺田)