SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“三井寺とロケ地/山本 真弓”
私の生まれ育った滋賀県は、自然はもちろん、文化財も豊富です。
あまり知られていないかもしれませんが、滋賀県の国指定文化財保有数は、東京・京都・奈良に次いで全国4位。
市町村単位で言えば、大津市は京都市・奈良市に次いで全国3位を誇ります。
京都の陰で、歴史を支えた重要な場所でもありました。
そんな滋賀県。
近年はロケ誘致に力を入れていて、歴史ものを中心にたくさんのロケが行われています。
人工的な要素が映りこまない、昔ながらの風景がそのまま残っているのが見直されているのでしょうか。
滋賀の魅力が広まるのは、とても嬉しいことです。
中でも多くの映画に使われている三井寺(長等山園城寺)をご紹介したいと思います。
大津に京があった頃、壬申の乱の後に建立されたという、歴史あるお寺です。
季節はバラバラですが、一年を通しての風景を楽しんでいただければと思います。
まずは表門。桜の時期は、中に入らずとも楽しめます。
表門をくぐって進むと、国宝の金堂が見えてきます。新緑も良いですね。
こちらの本堂前では、『利休にたずねよ』北野の大茶会の場面が撮影されました。
“近江八景”のひとつ、三井の晩鐘もあります。
『るろうに剣心』では、主人公の佐藤健さんと敵役の吉川晃司さんが初めて対峙するという、重要な場面の撮影も行われました。
趣のある石橋は、紅葉と共になかなか良い雰囲気です。
『大奥』では、石垣のある通りを堀北真希さんが走っていました。
西国三十三所観音霊場の第十四番目の札所でもある観音堂の上まで行けば、びわ湖の眺望も楽しめます。
『大奥』のラストシーンはこちらで。
続編では、堺雅人さんがここから江戸城下(CG合成)を眺めていました。
夜桜コンサートの時に見た夜景もキレイでした?。
身近な場所でロケが行われているのは、なんだか嬉しいものです。
ロケはもちろんですが、お寺として観光に訪れるのもおすすめです。
ロケのレポートは、滋賀ロケーションオフィスのブログからご覧いただけます。
▼三井寺で行われた主な映画のロケレポートはこちらでどうぞ
『利休にたずねよ』
『るろうに剣心』
『大奥』
『大奥?永遠? [右衛門佐・綱吉篇]』
映画を観てから訪れると、また違った景色に見えるかもしれません。
なぜか昔から、孔雀もいます。