一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成25年11月30日 土曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“打掛について/ 下岡 由芽”

私事ですが先日、打掛を着る機会がありました。
結婚式です。
神前式でしたので新婦の衣装は白無垢か打掛が主です。
(最近はドレス着用で神前式をあげる方もいらっしゃるそうですが…)
私は顔がなかなかの濃さだと認識しておりますので
白無垢ではなく色打掛を選びました。
20131129-gazou_1.jpg 20131129-gazou_2.jpg 結婚式でしかなかなか着る機会のない打掛とはどういうものか気になり
少し調べてみました。
打掛とは、和装での正装のことをいい掛下の帯姿の上に打ち掛けて着るものです。
語源は、他の衣類の上から羽織のように打ち掛けて着るところから
この名が付いたといわれており、
歴史は、室町時代に武家の婦人が秋から春の間に着る礼服として
打ち掛けて着られていたのが由来とされています。
江戸時代からは、大奥に勤める高位の武家の女性が着たり
後期にはお金持ちの町娘が花嫁衣装に着るようになったりと
だんだんと一般にも花嫁衣装として着られるようになり、現在に至ります。
打掛の特徴は、内側に着る着物より一回り長めの丈に仕立てられ
着物の裾には、ふきといわれる綿をいれて厚みを出した部分があったり
刺繍や絞りなどで全体に絵画を描くように模様をあしらうのが特徴です。
打掛の選び方も体型別で一応有るようです。
大柄で長身の人は、目立つ柄、濃い色が似合い
ぽっちゃりで背の低めの人は、濃い色に淡くて細かい模様、
細めで長身の人は、色は暖色、大胆な古典的な柄のデザイン
細めで背の低めの人は、色は暖色、全身小さな柄をあしらったデザイン
などが相性がよいとされているそうです。
(私は選んだ後にこのような情報を得ましたが…)
昔から非日常の特別な衣装とされている打掛を
現在でも着る機会があることはすばらしく、
このまま廃れてほしくないと切に願います。

スタッフ(大和田)が最近書いた記事
関連記事

2 件のコメント

  • ふじこ様
    コメントいただきありがとうございます!
    そしてお祝いのお言葉まで…!!
    当日は本当にすばらしい体験でしたが、
    ふじこ様のおっしゃる通り、打掛の重さには驚きました!
    まさに昔の重い布団を被ってズルズル歩いている状態ですね。
    脱いだ時の爽快感が最高でした!
    それをも良い思い出になりそうです。

  • 下岡 H25.11.30 00:12:24
  • ご結婚おめでとうございます!
    私も4年前に名古屋の熱田神宮で神前式結婚をしました。
    白無垢はカツラが重く、色打掛もまるでこたつ布団を羽織ってるかのように重くて(^^;)
    式のあと気分が悪くなり、医務室に行ったのを思い出しました(笑)
    末永くお幸せに・・・(*^^*)

  • ふじこ H25.11.30 07:27:15

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。