SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“桜守”
朝、木々たちと対話することから始まります。
入社してちょうど一年の節目、桜へのご褒美として、、
土壌の入替、苔の新調を朝陽が昇った早朝、施しました。
1 長年お世話になる資材屋さんで苔の調達。
2 今回の材料。着衣横に乗付けることも早朝だと叶います。
3 山土と腐葉土を混合わせ、土壌の入替。
4 鏝(こて)で苔を叩きます。叩く事により馴染ませます。
5 一つ一つ、丁寧に苔を張ります。
6 苔の隙間を埋める様、目土を施します。
最後は、たっぷりの灌水で潤します。
4種を取入れ、どの種がこの立地・日差し・風通りなどの環境で繁茂するのか、
これから、生育と共に実験です。
1 山苔(yamagoke)粗葉白髪苔とも呼び、日当りの良い場所では白髪の様に。
2 這苔(haigoke)這う様からハイゴケと呼ばれ、苔玉やテラリウムに。
3 杉苔(sugigoke)ウマスギゴケやオオスギゴケは京都の社寺庭園で良く用いられます。
4 砂苔(sunagoke)土が無くても生育する為、屋上緑化材料としても。
また、しばらく寒い日が続き、暖かさが戻りつつある京都。
このたび、季節を間違えて枝垂桜が開花しました。
一番、元気の無かったこの子だけ咲き誇り、多くの花芽を持っています。
奇跡の秋の開花をお立ちよりの際は是非、ご覧になって下さいませ。
来年も、綺麗な花や葉を咲かせるために。