いっぴんだより / 季節を楽しむとっておきのアイテム
“秋の装い(2):重ねても、このままでも”
秋色テキスタイル。"
SOU・SOU秋の着衣
新作デザインの予約販売中!
SOU・SOUではインナーシャツ(肌着)を「ジバン」とよんでいます。
それは着物の肌着「襦袢(じゅばん)」は、ポルトガル語の肌着『gibão(ジバゥン)』が語源とされてるからです。それならSOU・SOUの肌着類は語源のまま「ジバン」でいこう!ということになりました。
日本の伝統衣裳、しかも下着が外国語?
「はてな?」と思いますが他にも雨具の「カッパ」、男性用上着の「背広」、「ズボン」や「ボタン」などファッションに纏わることばの語源が外国語というのは多いんです。
言葉に限らず昔から日本人は外国の文化をたくさん取り入れてきました。
SOU・SOUの肌着に位置する「ジバン」は、衿元のアレンジで「衿巻(えりまき)ジバン」「抜き衿(ぬきえり)ジバン」「薙(なぎ)ジバン」などデザインが多数。
チーフデザイナー山本聖美さんに
定番デザインのジバン選びや
秋のおすすめコーディネートをうかがいました。
SOU・SOUインナーの中ではトップ人気。首もとがやさしい暖かさの “衿巻ジバン”。
2016年に京都デザイン賞に認定され、「えりまき」をしているような衿の形が特徴。
定番の無地10色と柄11種類の展開。
無地は他の衣類とも好相性なので、「これから始めるSOU・SOUの装い」のファーストステップアイテムとしてもおすすめ。
「季節ごとの柄が楽しい!」という方、「昨年買ってみた無地は着心地よかったから、今年は柄物を!」とお考えのあなた、新柄<木版>(上・右写真)などのやや明るい柄はいかがですか。シンプルなボトムズと合わせれば、はつらつとした元気な雰囲気がうまれるはずです。
もともと、"みたて衣""ゆかたみたて"のインナーとして誕生したデザイン。
着物の後ろ襟を引き下げて、首筋を現す着方は「抜衣紋(ぬきえもん)」といいます。「抜衿(ぬきえり)ジバン」もそれをイメージしています。
京型友禅技法で染めた7柄と袖の切り替えがポイントの無地6種類。
薙ジバンの始まりは、「薙刀長方形衣用のインナーとして襟にポイント有るインナーが必要」ということでデザインされました。
「衿元映え」で愛されてきたこのかたちは、重ね着だけではもったいないほどのかわいさがあります。衿元ちらりと見えるインナーとしてだけじゃなく、単品でボトムズにあわせておでかけしたいアイテムです。
「ジバン類はきこなしのバリエーションを楽しむために生まれたもので、重ね着のベースアイテムとして重宝しています。モノトーンの、秋冬らしいシックな組み合わせはもちろん、ちょっと明るくて元気な雰囲気を出したい秋の日もありますね。そんな気持ちを、今季の色と柄にデザインしました。」