そのひと、そのもの / SOU・SOUスタッフ60人のストーリーのある愛用品を紹介
“着てこそ着物”
着衣店長兼スタイリスト石田明日香さんに
「きもの」を定義してもらうと、
間髪入れずに返ってきた言葉は
「着てこそ着物」。
「着物は、人が身にまとうことによって成り立つ。」と明日香さん。
着物のどういうところが美しく感じているかを聞いてみるとーー
「着物を着るとどうしても制限されるよね。
それによって生まれる仕草がきれいに感じ取ります。
階段の上り下りに裾を踏まないように、上前の端を持ち上げる仕草や、
片手で何かをしようとするとき、すっともう一方の手をそえる所作など。
どれもマナーにかなった美しい立ち居振る舞いに見えます。」
――京都では観光客が着物を着て楽しんでいる様子をよく見かけますよね。
実は以前、外国人の自分が着物を着たら、チグハグに思われるのでは・・と気になってた時がありました。
「そんなことないです。今見かける海外の方は
皆さん嬉しそうに着物をきてはります。
外国人こそ自由に着物を楽しめば良いのでは。」
今の季節のものを私物の中であえてSOU・SOU以外で選んでもらいました。
左は少し大胆な春の猫柳柄。右は十数年前に一目惚れ買いの鳥模様。
「気に入る柄に出会ったとき、わくわくがふくらみます。新しい自分に出会えたような気がします。。」
・年齢と季節でふさわしい柄行を選ぶ
・基本的な帯の結び方をアレンジすれば、
自分だけの結び方に出会い、着物の楽しさもひとしお
この2つのポイントをおさえるだけで、
より着物を楽しくきられます。
「いつかじぶんの着物がほしい」
そう思っている方も
あいに行ってみたらいかがでしょうか。
あたらしい表現と、
あたらしい自分に。
(しょうしょう)
4 件のコメント
石田さんの着物の着こなし、本当に素敵ですね。
ほれぼれしてしまいました。
後藤美希様
うれしはずかしなコメントいただきまして恐縮、、
そしてありがとうございます!
これからも着物を特別視することなく、
今日何着ようかな~の選択肢の中にあるような存在として
日々楽しんでいこうと思います
今着付けを習っている最中ですができないことが多くて苦痛で。
でも、しょうしょうちゃんの優しい文章と石田さんの素敵な見返り美人写真で、楽しみながら着物を着たくなりました。
なつ様
コメント頂きまして誠にありがとうございます!
着付け、はじめはややこしく感じられるかもしれませんが、なぜそうするのか、理由がわかれば、こっちのものです
着物の成り立ちも知れば、よりわかってくるのではないかと思います
服に着方なんて、よく考えるとおかしなことだと思います
着ることを楽しめばいいと思うので、
なつ様らしく着物を楽しでお召くださいませ!