テキスタイルブランドSOU・SOUと1803年創業の老舗菓子司・亀屋良長による京菓子クリエイション『和菓子になったテキスタイルデザイン』。
年間のテーマが決められると、ひと月にひとつ、SOU・SOUテキスタイルデザイナーの脇阪克二さんの原画が描かれ手ぬぐいのテキスタイルとそれに想いを得た京菓子が毎月、ひとつずつ創作されていきました。
この手間と時間とをかけたお誂え菓子は京都SOU・SOU茶席『しつらい』『在釜』で供され、そこに掛け軸見立てで掲げられた月替りの手ぬぐいとともに多くの人に愛でられました。本書は、その6年間の作品を収めた1冊です。
新しい日本文化は、古都・京都から生まれます。
テキスタイルデザインと京菓子のコラボレーションをお楽しみください。
書籍『SOU・SOU 京菓子あそび』 2,200円(税込)
新しい日本文化を発信するSOU・SOUと老舗京菓子司・亀屋良長 
そのコラボレーションで生まれた、京都発・ポップでかわいい和菓子の世界そのクリエイションの全記録
2011~2016年[2009~2010年アーカイブ]
サイズ  A5判
ページ数  176
初版年月日  2017年2月3日
出版社  株式会社世界文化社
SOU・SOUと亀屋良長の
コラボレーションの、
今日までとこれから
『SOU・SOU』若林剛之、橋本真紀  
『亀屋良長』吉村良和、吉村由依子  
司会関谷江里
京都で創業10年余り、独自の位置を築いてきたテキスタイルブランドの「SOU・SOU」と、200年以上の歴史を持つ京菓子司「亀屋良長」はいかにして出会い、いまだかつてない和菓子を作り出すに至ったか?2016年11月21日、SOU・SOU」にて行われた、笑いに満ちた座談会の記録。
関谷江里 まず、「亀屋良長」さんはどうして「SOU・SOU」さんのこの毎月のお菓子を作られるようになったのか、「SOU・SOU」さんとの出会いから教えていただけますか?
吉村良和
※以下「吉村」
出会いは妙心寺さんで行われたイベントが最初だったのですが、実はそれ以前に女性服の「着衣」の上の階にあった「しつらい」の茶席に出かけているんです。江里さんのサイトを見て「SOU・SOUのお菓子おもしろそう」と、妻と一緒に行くことにしたのです。ところがいざ四条の寺町くらいまで来てみたら、近くまで来ているはずなのに場所がどこだかわからない。(一同爆笑)交番で尋ねたら、「ちょっとややこしいから」と言って連れて来てくれて。その時のお菓子は2009年10月の「武蔵野」だったんですが、「しつらい」の茶席、いい雰囲気だなあと思いました。
吉村由依子
※以下「由依子」
すごいなあ、こんなの見たことないなあって思いました。
吉村 その後、妙心寺のお坊さんから電話がかかってきて、イベントで「SOU・SOU」と仕事をしてくださいと。プロデューサーがいるからと言われました。若林社長のことだったんですが。
若林剛之
※以下「若林」
妙心寺さんからイベントの相談をされまして。そのイベントで和菓子を出すなら「亀屋良長」さんで、という妙心寺さんからの指定だったんです。それで「亀屋良長」さんへ出かけて行って、打ち合わせをして。妙心寺に有名な松の木があったから、それをモチーフにしようと決まって、「SOU・SOU」で絵柄を用意しました。ちょっとポップな松の絵になったんです。その絵を元に、お菓子の試作品を作っていただいた。
― 初めての、「SOU・SOU」の絵を元にしたお菓子を試作してのプレゼンは、どんな感じだったんですか?―
吉村 「こんな感じで作りました」と若林さんに差し出したら、いきなり手でぐしゃっとつぶされて、ええーっ!? と驚愕して。
若林 いや、「ちょっといいですか? ちょっと触りますよ」って言って、ぎゅぎゅっと調整しただけで。
橋本真紀 いや、いきなりつぶしていました。(一同爆笑)
若林 だってぱっと見た瞬間、これもうちょっとポップにしたら、絶対受けるって思ったんですよ。
  ― で、イベントでは結局その形で作られた?
吉村 はい、200個くらい、つぶした形で作りました(笑)。
  続きは書籍にて・・・
和菓子になったテキスタイルデザイン|ディレクター
橋本 真紀
SOU・SOU 企画室長|2005年「SOU・SOU」入社。
「和菓子になったテキスタイルデザイン」「京旬菓」の製作だけなく、「亀屋良長」の商品企画やパッケージデザインにも関わる。
また「SOU・SOU」の広報及びテキスタイルを使用した他企業とのコラボレーション企画も担当。
和菓子制作
亀屋良長
京菓子の名門と謳われ、一時は江戸にまで名を知られた菓子司「亀屋良安」から、暖簾分けするかたちで享和3年(1803年)に創業。 以来、四条醒ヶ井(さめがい)の地に於て営業、現在に至る。
当代で八代目。初代店主文平は、店を構える際、良質の水を求めこの地に創業したといわれている。
撮影 工藤 雅夫
 / 
テキスタイルと文言 脇阪 克二
 / 
文 関谷 江里
書籍『SOU・SOU 京菓子あそび』 2,200円(税込)
新しい日本文化を発信するSOU・SOUと老舗京菓子司・亀屋良長 
そのコラボレーションで生まれた、京都発・ポップでかわいい和菓子の世界そのクリエイションの全記録
2011~2016年[2009~2010年アーカイブ]
サイズ  A5判
ページ数  176
初版年月日  2017年2月3日
出版社  株式会社世界文化社