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そのひと、そのもの / SOU・SOUスタッフ60人のストーリーのある愛用品を紹介

令和6年11月15日 金曜日号

“特別インタビュー”



茶道を嗜む
気負わず楽しむ伝統文化

茶道には稽古の各段階ごとに学ぶことを許可する「許状(きょじょう)」というものがあります。修了証やライセンスではないですが、一つの資格のようなもの。その「お茶名(ちゃめい)」を拝受した(お茶名とはお家元より極意皆伝のお許しをいただくこと)着衣店長 石田明日香と、伊勢木綿店長 本間陽子にインタビュー。

「その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ」

茶道を習い始めたきっかけや、その面白いところなどをお伺いしました!



お二人とも茶道を習い始めて長いですね。始めたきっかけはなんですか?

石田 今年13年目を迎えました。きっかけは現SOU・SOU着衣の2階に『SOU・SOU しつらい』がオープンする際に、スタッフがお抹茶をたてることになったんです。それで習いに行き始めました。
元々、お茶で有名な宇治出身だったこともあって茶道をいつか習いたいなと思っていました。なかなか一歩踏み出せなかったんですが、仕事がきっかけとなりちょうどいいタイミングで始められました。

本間 私もSOU・SOUがきっかけです。私の場合SOU・SOUしつらいがオープンした後に入社したので面接の時点で若林さんから「お茶やってもらうから。」と言われていました。私もやってみたいと思っていたので、すんなり習い始めました。入社して1年は先輩スタッフに教えてもらって、その後今の教室に通い始めました。始めてから12年ほどです。






茶道の魅力、楽しさってなんですか?

石田 日本の伝統的なものという魅力はもちろん、茶道は、お道具・お軸・お花、様々なところから季節を感じられるところが魅力です。あと、季節を「先取り」とか「名残」を表現するのも面白いですね。例えば夏の終わりのお茶会では、お道具で夏の名残惜しさをちょっと残したり、秋のものを取り入れて季節を先取りしたり。日本で生まれたからこその四季折々の独特の考えが面白いです。

本間 私はお茶のお稽古に行った時のあの空間も好きですね。正直最初は、ちょっとやらされてる感があったんですけど、いつもお稽古が終わって帰る時にすごくスッキリするんですよ。浄化されるような。「やっぱり今日もお稽古に来てよかった」って毎回思って帰れるのがいい。それが多分今に繋がっているなって思っています。




お茶のお稽古に通ってみて、自身が変わったことやよかったことありますか。

石田 常に周りの動きを見ているので、仕事の接客にも生かされます。茶道って、無駄な動きが基本的にないんです。次の人がこう動くから、とか。人のことも考えながら、無駄なく動く。そういったことをより考えて意識するようになりました。亭主はもちろんですがお客様でも動き方がある。チームプレーでお互い思いやっての動きは勉強になりますね。

本間 無駄がないというのはいつも思います。あとは所作。「なにか持つ」ときに指を揃えたり、「扉を開ける」ときに音を立てすぎないようにしたり。お点前の中で、お客様に汚れたとされるものを見せないように、お尻をみせない方向に回ったりするんです。そういったちょっとしたことも生かされています。



日常生活にも生かされることは多いですね。では、辛かったことありますか。

本間 私は早起きです(笑)お茶会の日などは特に朝8時集合で、着物着るってなると朝5時起き。冬場だと特にまだ真っ暗で。あとは正座ですね。長時間はまだ慣れないですね。

石田 多分湿度とかの関係で「今日はやけに痺れるな」とかありますね。あとはお稽古が季節によって変わるので、お点前がなかなか覚えられないところですね。基本的な動きは自然と流れていくんですけど。慣れてきたなと思ったぐらいにお点前が変わるから、毎回一からです。先生も根気よく教え続けてくださって心苦しさがあります。すっと自然に、分かるようになれたらかっこいいですね。




茶道に興味があるけど、まだやったことないという方に向けてアドバイスありますか?

石田 茶道とか、◯◯道ってすごい重く感じるんじゃないですかね。なかなか入りづらいと思うんですけど、入っちゃえば全然大丈夫。その一歩踏み出す勇気ですね。裏千家やと裏千家ドットコムというHPで調べやすいので、自分の通いたい場所や時間など都合で選んで、そこから連絡。見学してちょっと違うなと思ったら別のところに行けばいいし、思っているより案外入りやすいんじゃないかなって思います。

本間 あとはカルチャーセンターとかも気楽でおすすめです。和気あいあいの先生も多いので、興味がある方はぜひ一歩踏み出してもらえたらと思います。



お茶会にすら行ったことないっていう人になにかありますか?

本間 いきなりお茶会や習い事はハードルが高いって方は、イベントとかでやってる茶室とかいいですね。たまに気楽に入れる茶席があるからそこからやってみるのはおすすめです。お茶碗回すとかそんなんやり方知らなくても大丈夫なんで。慣れてきたらお道具とかお花、掛け軸を見てみたり。掛け軸はそのお茶会の趣旨がわかるのですごく大事なんです。でも読めないんですよね(笑)最初から全部楽しめなくてもちょっとずつ見たり聞いたりして、好きなとこから入れるのも茶道のいいところですね。



お茶名をとられたということで、お二人の茶名を教えてください。

本間 私は、名前から一文字とって「宗陽(そうよう)」です。下の名前の一文字目からの方が多いですね。

石田 私は明日香の「香」からとって「宗香(そうか)」です。私はそれを使ってくださいとお願いしました。友人に相談して明日香の3文字の中からどれがいいか聞いた時に、その人が私のことを思い浮かべた時に「風露香(ふうろかんばし)」という言葉が浮かんできたといってくれて。じゃあ「香」させてもらおうとお願いしました。


本間 大体茶名をとれるのは8年ぐらいで先生から「茶名取れるけどどうする?」って聞かれたんですが、とっていいんだろうか。というのが一番の感想でした。でも私は茶名をとったことがきっかけでスイッチが入った感じします。茶道をもっと知りたいって。お茶会とかも今まで以上に積極的に参加したりお手伝いしようって意識が変わりました。

石田 私もそれほど意識してなくて茶名以上は許状はいらないかなと思っていました。でも本間店長が茶名を取得されたのをみて気持ちが変わりました。一緒に茶名を取得した他の方とお茶会をさせてもらったり、今ではとってよかったなと思います。



きっかけとなった『SOU・SOUしつらい』は、その後移動して『SOU・SOU在釜』になりますね。現在休業中ですがSOU・SOU在釜は振り返るとどうですか?

石田 むちゃくちゃ面白かったですよね。毎月発表されるテキスタイルデザインを元にデザインした和菓子(和菓子になったテキスタイルデザイン)とお抹茶やコーヒーを出していました。お客様ももちろんですが、スタッフ側も今月のお菓子どんなのかなってとても楽しみにしていました。

本間 楽しみでしたね、毎月!そのテキスタイルデザインの絵葉書とセットになって。


石田 そうなんです。味もすごく美味しかった。例えば、ピスタチオの味のうぐいす餅。今でも覚えてます。和菓子を一緒に作成いただいていた亀屋良長さんでも、その後そのまま商品になっていました。テキスタイルから生まれた和菓子と一緒に楽しむお抹茶、それ今でもどこもやってないですよね。それに携われたのはすごくよかったなって思います。

本間 お手前がすごい近距離であるじゃないですか。お店に合わせたオリジナルのお点前でお抹茶を立てるんですけど。動画を撮る方もいたりして、お客様も楽しんでいただいてたと思います。スタッフからすると手も震えるし、緊張しました。

石田 私はお抹茶もなんですけど、コーヒーの方がすごい緊張しました。アイスコーヒーマシーンがね。上から入れてくるくるってしてる間に冷えるんです。失敗でいうとホットコーヒーのときに、粉まみれになったこともあります(笑)あのゆったりした空間は、今ではできなかったことやなと思うので、すごくいいなと思います。



最後に、読んでくださった方々に一言!

石田 コーヒーもいいけど、お抹茶もいいんちゃう?って皆に伝えたいです。洋食もいいけど、和食もいい。

本間 茶道はいろんなことを学べます。全部をすぐ知ろうっていうのは無理なので、1つ興味のあることがあったらそれを磨いていけばいいと思います。お菓子を楽しんで、そこから色々、あ、器もそういえば可愛かったなみたいな。色々繋がっていくと思います。


ありがとうございます!




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コメント
  •  この齢になってもなんも「道」を進めていない私からして、おふたりがその「道」を"続ける"事が凄いなぁと改めて思います。
     是非是非『SOU・SOU在釜』を復活してもらい、おふたりをはじめとするSOU•SOUの茶人から"SOU•SOUの茶心"に触れたいものですねぇ(^^)

    kazu-endlix 令和6年11月15日 09:15:39
  • kazu-endlix様
    コメントをいただきまして誠にありがとうございます「道」といっても毎度お点前を忘れ、行ったり来たりなうねうね道ですが、それでもお茶って不思議なもので続けることができています SOU・SOU在釜復活できたらいいですね その際はご来店お待ちいたしております!

    (イシダ ア) 令和6年11月15日 17:49:05
  • お茶名を拝領されたとのこと、おめでとうございます。
    私は茶道を習いに行き始めてまだ6.7年ぐらいですが、お二方のようになれたらなぁ、と目標が出来ました。
    職場ではなかなか抹茶や茶道の良さを分かってもらえないのですが、給湯室でも茶筅を振り、落ち着くひとときを楽しんでいます。
    SOU·SOUさんのお品は憧れの一品で、毎回見ているだけですが、いつの日か颯爽と着こなしてみたいです。
    今後も楽しみに拝見します。

    • Kay様
      コメントをいただきまして誠にありがとうございます。
      給湯室での茶筅振りなんてとても素敵ですね!憧れます。慌ただしく働いている中で、落ち着くひとときはとても大切な時間ですね。
      普段のお稽古も仕事と変わらずSOU·SOUを着用していますが、簡易的な和装ということでお稽古に向いていると思います。是非茶道とご一緒にSOU·SOUも楽しんでいただけましたら嬉しく存じます。

      (本間) 令和6年11月23日 17:33:41
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令和6年08月01日 木曜日号

“特別インタビュー”



祇園獅子舞
人から人へ。受け継ぐ伝統文化


八坂神社・祇園獅子舞保存会に所属。舞手として参加するネットショップディレクター矢寺(以下/矢寺)着衣店長石田明日香(以下/石田)に祇園獅子舞の活動の内容やきっかけなど。会社の枠を超えて自身でも伝統を受け継いていくその思いを聞きました。



祇園祭の獅子舞奉納行事、お疲れ様でした!

矢寺 石田 お疲れ様です。

祇園獅子舞保存会に入って矢寺さんは10年!長いですね。始めたきっかけは?

矢寺 きっかけは、八坂神社で偶然遭遇した獅子舞の奉納行事。とにかく「かっこいいな~っ」と恋に落ちました(笑)。それで参加したいと電話したのがきっかけです。

一目惚れですね!明日香店長は初めて1年ぐらい。きっかけは?

石田 SOU・SOUに獅子舞が来てくれるようになって。私も一目惚れで(笑)。
かっこいいのと、みんなが笑顔になる行事ってすごくいいなと思って。お客さんはもちろん、矢寺さん含めやってる方々がすごくいい笑顔で、それに惹かれました。後のカミカミタイムの賑わいでみんなを幸せにしている様子を見て、やってみようかなとより後押しされました。

そもそも祇園獅子舞はどんな活動をされているんですか?

矢寺 祇園祭の奉納行事が主な活動です。ちなみに1200年前の平安時代の絵巻『年中行事絵巻』にも獅子舞が描かれています。
SOU・SOUでやることは、活動としては珍しいんですが、やることでいろんな人に知ってもらえる意味はあると思います。京都に来てよかった、日本に来てよかったと一人でも多く思ってもらえたら嬉しいです。



祇園獅子舞の魅力を教えてください。

矢寺 魅力は、型があるところです。全国的に見ても踊りの型がある獅子舞は限られています。祇園獅子舞の型は人間国宝 茂山千之丞さんが作られました。元々狂言からきているんです。凛と実に京都っぽいところも好きです。

明日香店長は?魅力とか、やってて楽しいこととか。

石田 やっぱり、人が集まってくること。獅子舞にはそういった魅力があるというのがすごく惹かれるところです。獅子舞がいるだけで、みんながわーっと寄ってくる。不思議なパワーを感じます。子供も大人も海外の方も、みんながハッピーになれる。見てるだけじゃなくて、実際に噛むのもあるからみんなが参加できる。

矢寺 そうそう。

石田 あとは祭の花傘巡行の時とか、観客の方との距離感がより近いと感じます。獅子舞は結構自由な動きをさせてもらっていて、実際にお客様を噛むことで触れ合える。そこはお客さんも楽しめるんじゃないかな。と。



しんどいな、大変だなと思うことはありますか?

矢寺 仕事との両立とですかね。自由にはさせてもらっていますが(笑)。明日香店長も大変では?

石田 私はそのしんどさよりも体勢です。獅子舞は二人で入るのですが、後ろ足に入っている人は腰を90度曲げる体勢でとても腰に負担がかかるし、前の人は獅子の口を閉じるために紐を「ギューーーっ」と握力で絞らないといけないし、重いし。私はじめは持てなかったですもんね。徐々に慣れてきましたが、とにかくはじめは身体が痛い。

矢寺 あと、明日香店長は「駆けつけ一杯的」に仕事終わりにすぐ来て、そのまま入るのは大変そうですね。僕らは足合わせからやって徐々に体を温めていきますが、仕事帰りにすぐ入るのは準備運動もないし。

石田 あと、大変なのは中に入ると方向感覚がなくなる。

矢寺 SOU・SOUの時、二人で迷子になってたもんね。

石田 いつもと場所も違うっていうのもあるし、SOU・SOUのときは私は前に入ったのが3回目だったから、全然慣れてなくて方向感覚がなくなってました。

矢寺 私は元々方向音痴なんで(笑)。二人とも方向感覚なくなって、間違ったままうまいこといきましたね。


1200年の歴史がある祇園獅子舞。お二人にとって獅子舞の活動を支える意味とは?

矢寺 1200年と言っていますが、随分長い間途切れていたと聞いています。始まりもぼんやり、いつまで続いたかもわからなくて。今の保存会は現主催の遠藤さん達が50年程前に発足したのがきっかけです。
また途切れてしまわないように、少しでも残す手助けをしたいという想いで活動しています。


獅子舞というと疫病退治、学力向上等の御利益があるといわれていますよね。

矢寺 祇園獅子舞は、神輿に乗った神様が清らかな道を歩けるように、神輿が通る前に邪気を払うという事が本来する事だと聞いています。
そういった意味で祇園祭に獅子舞がいるという事がわかってもらえたら嬉しいです。僕らが続けることでまた新しいメンバーが入ってきて、続いていければと思います。諸先輩方もずっと続けてきたので、それを絶やさないように。

石田 誰かがやらないと続いていかない。それを誰かがというときに、じゃあ自分が。日本人として何かしら伝統的なことに携わりたいなというのはずっとあって。だけど、なかなか敷居が高いなと感じていたところに、ちょうど矢寺さんが扉を開けてくれた感じです。何かできるっていうところに繋がりができたので、それを大切にしたいなと思います。


最後に、皆さまに一言!

石田 獅子舞をぜひ生で見てほしいし、人がすごく集まってくるというパワーを感じてもらいたいです。人が集まるとエネルギーが生まれると思います。

矢寺 ぜひ噛まれに来てくださいね!

ありがとうございました!





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令和元年05月22日 水曜日号

“自転車の楽しさを教えてください!”

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▲余裕のある笑顔でウィリーを披露する川勝店長


―― 自転車にハマったきっかけは?

K 今からもう9年も前の話ですが、ルコックに立つ先輩スタッフの
  大澤さん(当時は西村さん)の影響です。ご来店のお客様も自
  転車好きの方が多かったので、皆さま自転車ファッションを楽
  しんでいる姿を見て、良いなあと憧れて、自転車に興味を持つ
  ようになりました。


―― 何台かお持ちですか?

K 一台だけ。でもこの9年間で12台乗り換えました。


―― 12台もですか!少し前までタイヤが太いマウンテンバイクでしたよね?

K あれはたしか11台目。
  今は旅行用のグラベルロードバイクを乗っています。
  夏に富山へ遠征するために毎日練習してて、
  思いっきりスピードを出して、爽快に走りまくってます!


―― 傾衣を着ても自転車乗れますか?

K もちろん!


―― おすすめの自転車用傾衣コーディネートは何ですか?

K 裁付えんゆう穿きに気まぐれの風靡はおすすめです!
  そういえば昔、バイクレースのユニフォームとして、
  えんゆう穿きと風靡上を着たことがあります。


―― 楽しそうですね。

K 楽しいっすよ!


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▲9年間で12台という社内記録

01 クロモリロードバイク ARAYA RALEIGH Carlton-N
02 トライアスロンバイク CERVELO P1
03 アルミロードバイク TREK アルミ Madone
04 トラ車 不明
05 アルミ ハードテイル MTB Kuwahara Rugged
06 アルミ フルサス MTB Santa Cruz Nomad
07 クロモリ ハードテイル MTB CHROMAG Stylus
08 BMX Cult Chase Dehart model
09 ストリート MTB Beddo Neat
10 カーボン フルサス MTB DEVINCI DIXON
11 セミファットバイク MTB Surly Krampus
12 グラベルロード Trek Checkpoint


世の中にはまだまだ

私が知らない面白いものがたくさんあります。

たとえばそれが

漫画やゲーム、もっと言えば

MTBのような自分ではぜったいに

乗ってみようと思わないものを

楽しんでいる人に影響をうけて

おもしろそう!と感じた瞬間、

それは自分にとって

とんでもない大発見になるかもしれません。

好きなものは、見つかった瞬間に

世界をぐっと広げてくれるもの。

自転車をせいいっぱい楽しんでいる川勝店長は

そんなことに気づかせてくれました。

アバター画像(しょうしょう)
コメント
  • こんばんは

    今まで自分が知らなかった世界を知った時
    自分の中のスイッチが入ることがあります

    いつでもアンテナ張って
    ピピッと来たらレッツゴーです
    (まっ 外すこともあるけど。。。)

    お写真。。。
    川勝店長さんの傾衣コーディネート
    そしてウィリーお姿
    とってもステキです✨

    ちなみに
    足元のお履物は
    sousouさんの足袋ですか?

    きのコダばあさん 令和元年05月23日 01:01:48
    • きのコダばあさん  様
      ピピッと来たらレッツゴー。素敵ですね!
      そういうの大好物です。
      僕が履いているのは、吉靴房の五枚丈です。
      履き心地いいですよ!

      (川勝) 令和元年05月24日 19:22:38
  • 川勝さん、そんなに自転車乗り換えていたのですね。
    また、自転車についていろいろ教えてください。

    • 紫 さま
      気が付けば、結構乗り換えてました(笑)
      こんだけ乗り換えてるんで
      いろいろお教えできると思いますよ!
      また聞いてくださいね!

      (川勝) 令和元年05月24日 19:24:49
  • こんど変わった自転車持ってるから持ってきますよ^^ぜひ乗ってみて下さい。乗れたらですが(笑)

    オオシマ 令和元年10月28日 15:54:24
    • オオシマ さま
      ええー!?(笑)
      その自転車めちゃくちゃ気になりますねー!
      楽しみにしてますね!

      (川勝) 令和元年10月29日 13:41:27
  • 変わった自転車、乗ってみましたか?
    コロナ禍でオオシマさんの来店も難しいですかね(^^;)
    コメント見て、ちょっと気に成り、コメントしました。
    乗れましたか?

  • よっ!  さま
    変わった自転車、乗せていただきました!
    難易度SSのとても瞬間的に乗りこなすことのできない自転車でした。参りました!!(笑)
    すごく楽しかったです!!

    (川勝) 令和3年02月13日 17:20:29
  • どんな自転車か気に成ります(>v<)

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令和元年05月15日 水曜日号

“なぜか手放せなくて…”

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▲長く愛用してきた手ぬぐいはいい味が出ている


Q 「これだけは毎日使っている!」というものは?

A 手ぬぐいですね。365日毎日使っています。
  忘れたらそわそわします。。


Q 何枚くらいお持ちですか。

A 日替わりで2ヶ月分ほど持っていると思います。
  少なくとも50枚以上はありますね。

Q はじめての手ぬぐいを教えてください。

A 入社前に買った「おはじき」と「菓子」、
  この二枚はなくさずにずっと使っています。
  旅行などにも大活躍です。13年以上を経たいまも、
  かわらず好きなデザインです!

Q 手ぬぐいの楽しみ方は人それぞれですが、
  瀬野店長のとっておきの使い方はありますか。


A 普段はハンカチ代わりにしたり、夏の自転車通勤に首に巻いたりしています。
  実は、あまりおしゃれな使い方はしてません 笑。
  私より手ぬぐいをフル活用されてる方はいっぱいおられると思いますね。
  でもスマホよりも手ぬぐいを手にしている時間が多いのは確かです。

Q それほど手ぬぐいを使いつづけるようになったのには
  何かの理由があるのでしょうか。


A 何故でしょうね。何となく手放せなくて。。
  使い込んで穴が空いたものや、汚れたものなども
  台ふきんに回すのがもったいなくて、
  そのまま使い続けています。



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▲お気に入りの手ぬぐいは、しまい込まずに積極的に使う


十数年前に手に入れて

さんざん使って 洗いたおして

色あせても何故か捨てられない手ぬぐい。

今はそうでもないけれど

昔どれより気に入ってた柄の手ぬぐい。

逆に最初はそれほどでもなかったのに

いつのまにか欠かせない旅の仲間になった手ぬぐい。

こういう自分の過去を語るものに育てていけるのも

手ぬぐいのおもしろさの一つだと思います。

アバター画像(しょうしょう)
コメント
  • 私も手拭い愛用者です。手拭いは凄い❗ハンドタオルよりたくさん拭く面積があるし物も包めるし頭にも巻ける。
    ビーチで使えば、バスタオルみたいに砂が巻き込むこともないし、洗ってすぐ乾くし。ケガした時には裂いて応急処置に使えます。
    手拭いもっと市民権を得て欲しいですね

    • なつさま
      嬉しいコメントをいただきましてありがとうございます!
      SOU・SOU入社前に何気なく買った手ぬぐいを、毎日こんなに欠かさず使うようになるとは思っていなかったですが、今はもう手放せません。
      なつさまのコメントを拝見して、改めて「手ぬぐいは凄い!」と感じました。

      (瀬野) 令和元年05月15日 12:14:04
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平成31年04月07日 日曜日号

“着てこそ着物”

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▲円山公園の枝垂れ桜を見に行く日、小紋に半巾帯


着衣店長兼スタイリスト石田明日香さんに

「きもの」を定義してもらうと、

間髪入れずに返ってきた言葉は

「着てこそ着物」。
 
「着物は、人が身にまとうことによって成り立つ。」と明日香さん。

 
着物のどういうところが美しく感じているかを聞いてみるとーー

「着物を着るとどうしても制限されるよね。
それによって生まれる仕草がきれいに感じ取ります。
階段の上り下りに裾を踏まないように、上前の端を持ち上げる仕草や、
片手で何かをしようとするとき、すっともう一方の手をそえる所作など。
どれもマナーにかなった美しい立ち居振る舞いに見えます。」


――京都では観光客が着物を着て楽しんでいる様子をよく見かけますよね。
実は以前、外国人の自分が着物を着たら、チグハグに思われるのでは・・と気になってた時がありました。

「そんなことないです。今見かける海外の方は
 皆さん嬉しそうに着物をきてはります。
 外国人こそ自由に着物を楽しめば良いのでは。」


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▲春に愛用の二枚


今の季節のものを私物の中であえてSOU・SOU以外で選んでもらいました。
左は少し大胆な春の猫柳柄。右は十数年前に一目惚れ買いの鳥模様。

「気に入る柄に出会ったとき、わくわくがふくらみます。新しい自分に出会えたような気がします。。」


・年齢と季節でふさわしい柄行を選ぶ

・基本的な帯の結び方をアレンジすれば、
 自分だけの結び方に出会い、着物の楽しさもひとしお


この2つのポイントをおさえるだけで、

より着物を楽しくきられます。

「いつかじぶんの着物がほしい」

そう思っている方も

あいに行ってみたらいかがでしょうか。

あたらしい表現と、

あたらしい自分に。

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コメント
  • 石田さんの着物の着こなし、本当に素敵ですね。
    ほれぼれしてしまいました。

    後藤美希 平成31年04月07日 16:26:12
    • 後藤美希様
      うれしはずかしなコメントいただきまして恐縮、、
      そしてありがとうございます!
      これからも着物を特別視することなく、
      今日何着ようかな~の選択肢の中にあるような存在として
      日々楽しんでいこうと思います

      (イシダ ア) 平成31年04月09日 10:07:20
  • 今着付けを習っている最中ですができないことが多くて苦痛で。
    でも、しょうしょうちゃんの優しい文章と石田さんの素敵な見返り美人写真で、楽しみながら着物を着たくなりました。

    • なつ様
      コメント頂きまして誠にありがとうございます!
      着付け、はじめはややこしく感じられるかもしれませんが、なぜそうするのか、理由がわかれば、こっちのものです
      着物の成り立ちも知れば、よりわかってくるのではないかと思います
      服に着方なんて、よく考えるとおかしなことだと思います
      着ることを楽しめばいいと思うので、
      なつ様らしく着物を楽しでお召くださいませ!

      (イシダ ア) 平成31年04月09日 11:37:24
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平成31年03月20日 水曜日号

“褒められたメガネは似合うメガネ”

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▲最近いいメガネを即買いしたという長沼さん


SOU・SOUの眼鏡女子長沼さん
最近、メガネを買い替えました。
スクエア型の黒縁眼鏡から丸型フレームに。

周りの人に「とても似合っていますね」
「今日は何だか素敵!」と褒められているらしい。

メガネを外している姿を絶対見せてくれない「メガネ女王」。
その理由を聞いてみると、
実は、、

「ただメガネ焼けが気になってて。。」

「隠す」ために取ってこなかった道具だけれど、
なんだかいつもの長沼さんらしく温厚に見えるのが不思議。

「なんやかんや言っても、メガネ、好きなんですよ。」

そうか、そこには「好き」という確かな理由があるから、
シンプルなメガネでもちゃんと彼女らしく見えるわけ。

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▲好きなメガネは似合うメガネ


『あなたのあだ名が「メガネ」なのは、
そのメガネが似合っていないからです。』

ーー某メガネブランドのキャッチコピー。

「とても似合っていますね。」
と褒められたくて、私も
流行に乗ったりしていた時期があったけれども、

本当に好きなモノを買って永く着るのが一番。

そうか、好きな服を自由に着てしまえばいい、
好きなモノで楽しめばいいんだって。
その言葉で拍子抜けしたと同時に、
気張っていた気持ちが楽になったことを覚えています。

好きなモノの中で、
どうやって自分らしさを出すかを考えるようになりました。

そこに「今日は素敵ですね!」などと言ってもらえたら、
なおさら自信が持てると思います。

アバター画像(しょうしょう)
コメント
  • そうなんですよね、本当に同感です。
    私の県は、着物を着ている人も少なくて、よくsou装をしているとじっと見られることが多いです。
    でも、震災にあって、もう一度強い揺れがきたら死ぬかもしれないって考えたら、好きなものを着て自由に楽しみたいと考えるようになりました。
    休みの日はどこに行くにも必ずsou装。だって好きなんだもの。
    この頃は、どこの服ですか?と興味を持たれることが多いです。ほら、素敵でしょう?

    後藤美希 平成31年03月20日 07:59:46
    • 後藤美希様
      こんにちは!
      コメントありがとうございます。
      SOU・SOUスタイルを気に入っていただきまして、たいへん嬉しく思います!
      SOU・SOUのテキスタイルデザイン及び和の要素は後藤様の生活に花を咲かせたら幸いです。
      今後共ぜひ、後藤様なりのSOU・装を楽しんでくださいませ!

  • めがね「女子」ではなく「女王」なのですね。
    でも何だか納得してしまいました(笑)
    いつだったっか、問い合わせに対応していただいた時から長沼さんの密かなファンです。
    私も眼鏡、かえようかな。

    • ねこ様

      コメント頂きまして誠にありがとうございます。

      また、以前お問い合わせいただいた際
      対応させていただいたとのこと
      不行き届きございませんでしたでしょうか。

      全く「王」の要素はないのですが、
      1日で眼鏡をかけている時間はSOU・SOUスタッフで1番かもしれません(笑)
      ねこ様もお気に入りの眼鏡が見つかりますように!

      (長沼) 平成31年03月23日 16:11:09
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平成31年03月10日 日曜日号

“昔ながらの知恵が息づく腹帯”

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▲今日で妊娠236日目、毎日腹帯を巻いているという溝川さん


「妊婦生活の日課を3つ教えてください。」

――お米と味噌を毎日食べる。暦手帖を毎日書き込む。腹帯を毎日巻く。

「腹帯はいつからですか?」

――6ヶ月目です。5ヶ月までは別に要らないかと思っていたけれど、6ヶ月に入った頃巻いてみたら、やはり昔の人の知恵はすごいなと感じました。

「毎日巻くのって、たいへんですね。」

――いや、慣れてしまえば簡単です。身体的にも楽ですし、仕事の日にはしっかり巻きますが休みの日には緩めて巻いています。スタッフの石田さよ子さんにも腹帯をしたほうがええで!巻きな~と言われました。(笑)


腹帯の習慣は日本だけ。

単なる縁起物だと思っていたが、お話を聞いてみると、意外にそうでもない。

古くは、「多産、安産である犬」にあやかり、

戌の日に安産祈願のお参りに巻く腹帯(さらし)。

今は「さらし」より、機能的で便利な「腹巻型」「ベルト型」「ガードル型」等

デザインが多種多様。

伊勢木綿を使ったSOU・SOU×Wacoalマタニティ祝帯も!


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▲温故知新の腹帯


昔の知恵には、暮らしの楽しむものがたくさん。

そして意外に現代の生活で役立つものも多い。

利便性が高い和の布「手ぬぐい」、

壊れた物を美しく再生させる「金継ぎ」

6月は梅仕事、11月は干し柿、四季折々の仕込み物、

お腹を保温した上で、支えながら保護する役目を持つ「腹帯」・・・

ムダなものを省き、自然と寄り添い、身体の声を聞く。

昔ながらの知恵をのぞきながら、新しい価値を発見することで

生活の豊かさが見えてくるはず。

昔ながらの知恵に耳をかたむけ

今の暮らしを楽しもう。

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平成31年02月13日 水曜日号

“ワセリンがモノをいう”

001_01 img_tokuji_01 ▲「世の中には、二種類のスキンケアしかない。ワセリンか、ワセリン以外か。」

開店五分前の傾衣。
箪笥から愛用品を取り出す徳治さん。
いかにも軟膏用っぽいプラスチックの白い容器に、青いフタ。
くるりと丸めたフォントで商品名を書く
「白色ワセリン」。
成分は「日局白色ワセリン」のみ、極シンプル。
というよりはむしろ、
成分そのものは商品になっている。
――「ワセリンって何ですか。」
「100%石油由来の万能保湿剤や。」
――どのように使いますか?
「そのままをうすく塗る。髪から指先まで。最強のスキンケアやねん。」
石油でスキンケア、驚きました。

img_tokuji_02

▲薬効無き万能薬「ワセリン」。


ドラッグストアなどで、400円弱でゲットできる白色ワセリン。
無色無味無臭で、
効能は「手足のヒビ、アカギレ、皮ふのあれ」。
ワセリン自体に薬効はなく、
油で肌に膜を作って、外部からの刺激をブロックする。
そうして肌の自然治癒力を高めるのに役立つ。
つまり、人間本来の治癒力を引き出すものと考えられる。
原材料レベルのスキンケア、
何だかかっこよく思えてきた。
このちょっぴり地味なプラスチック容器も
魅力的に見えてきた。
薬効無き万能薬。
これが
薬の理想の姿かもしれませんね。

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平成31年02月06日 水曜日号

“番外編 – 旅する交換日記 –”

title name_bangaihen
SOU・SOU暦手帖
実は今、中国を旅している。
昨年12月からWeibo(微博/ウェイボー)にて、
SOU・SOU暦手帖で「交換日記」》企画が始まりました。
中国全土で138人の参加者を募り、リレー形式で綴っていただいています。

01

▲写真は参加者様より


扉ページに代表若林直筆の中国語ご挨拶入り!
一冊に付き万年筆1本と、マスキングテープを2つ。
マンスリーページには参加者のお名前と所在都市名を記入していただき、
フリーページは一人一頁を自由に使っていただく。
日記内容は幅広く、
ユニークな自己紹介からSOU・SOUへのメッセージまで書き込まれていて、
マスキングテープと手元にある素材で作ったコラージュ作品は続々。

02
▲個性溢れるフリーページ


これらの参加者様より届いた写真を見ると、
他人の目に触れることを意識して書かれた内容だったかもしれないけれど、
皆様、交換日記に向かうとき、
意外と自分に素直になっているような気がする。
どこかの誰かに手紙をかくような気持ちで、
その日のちょっとした出来事を書き記すことも、
マスキングテープでベタベタ貼って、
自己表現としてのフリーページを作ることも、
それはそれでいいと思う。
気軽に楽しんでやっている姿が魅力的に映るし、
その楽しそうな雰囲気が人を巻き込む力にもなるはず。

もともと、SOU・SOU暦手帖で海外のお客様と繋がりたい
という気持ちで立ち上げた交換日記企画でしたが、
そう言いながら、
自分の知らない世界を知ったり発見したりすることで、
物事の見え方が少しずつ変化していく喜びと、
それを味わっていることの嬉しさは、
本当に貴重で得難い経験をさせていただいています。

SOU・SOU暦手帖「交換日記」、
回収するまで後数ヶ月。
なんだか、この先に、
おもしろくて新鮮な出会いが
待っているような気がする。
良い旅を!

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平成31年01月16日 水曜日号

“箸にはじまり箸に終わる/李 瀟瀟”

title name_yoshida_02 img_yoshidayuri_01 ▲このお箸は「山親爺」の手から生み出されたモノ

手元で使う道具は、木のモノが多いという吉田さん。
ときに自分の手の代わりとなって働いてくれるような、
温かい感触を持つ木の道具。
一つ一つ違う木目や木肌の様子、
天然素材ならではの心地よさがあります。
とりわけお気に入りは、平野和さん作のお箸。

通称「山親爺(やまおやじ)」の平野さんは、
最初に自分で箸を削ったのは、なんと7歳。
まだご自身のお箸がなく、お姉さんのを使ってしまったら、
お祖父さんに自分の箸は自分で削れと怒られて以来、
70年以上箸を削ってこられました。

これを聞いて吉田さんは感銘を受け、
オーダーメイドのお箸を「山親爺」に依頼続けてきたそうです。
これらのお箸は端正の姿にしすぎず、木の癖や歪みを残していて、
サイズもやや長めです。

「平野さんの削るお箸は、いつも長めに作って、
あとから手に合ったサイズに微調整できるようにしているとおっしゃっていました。」
今回は、SOU・SOUのテキスタイルで箸袋もオーダーしたそうです。


img_yoshidayuri_02

▲お箸の素材は「赤樫」、箸袋の生地は11号帆布、留め具は桜。


私が学生時代京都で留学していた時、
日本人によく褒められたことがあります。
「お箸の使い方がお上手!」です。
世界中14億人もの人が箸をつかっているのに、
中国人の私はできて当然なのに褒められる。
長い間不思議に思っていました。
それから四年経て、日本人の日常生活をしみじみ覗き込みながら、
いくつかの小さな気づきがありました。

中国では箸を二本一組で「双」、「対」、または「副」で数えます。
一方、日本においてお箸は「一膳二膳」と数えます。
月(にくづき)…体の器官(肺・脳・腰・胸など)を表す偏。
月(にくづき)をもつ「膳」。
まるでお箸は無機質な「道具」でなく、
体の器官や、それに近い機能を果たすモノのようですね。

大事なことは手の延長となる「お箸」が教えてくれました。
「膳部揃うで箸を取れ」。
物事は焦らずに準備が整ってから始めよう。
「箸をとる」。
食べ始めること。仕事を始めること。生きていくこと。
「箸をつける」「箸を休める」。
時々ふと立ち止まって、ほっと一息つけることも大事。

お箸上手ですね。
またこう褒めてもらえたら嬉しいですね。

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コメント
  • お箸の持ち方が上手な人って、素敵ですよね。
    逆に私的には、どんなに美しい女性やかっこいい男性でも、お箸の使い方がNGだと残念に思ってしまいます。
    箸をとる前にいただきます、と言いますが、食べる人の為に命を落としてくれた動物や植物逹に対する最低限のマナー。
    お箸を上手に持って、必要な分を大切にいただきたいですね。

    後藤美希 平成31年01月19日 09:04:58
    • 後藤美希 様
      コメントありがとうございます!
      「してはいけないお箸の使い方」を調べて見たら、「握り箸」「寄せ箸」「刺し箸」「渡し箸」・・・数多くの「箸マナー言葉」に驚きました。
      また同じ箸食の文化を持っている母国中国と日本、そして隣国の韓国では、お箸の材質や形、更に食事作法がかなり違うところにも興味が湧いてきました。
      お箸の使い方の違いはそれぞれの国の歴史や文化的な背景によるものですが、
      食事の前に手を合わせて「いただきます」を言うのは日本だけですね。
      後藤様のおっしゃる通り、それは食べものの恵みと作ってくださった人への感謝の気持ちを含まれている言葉で、
      実はそれは私が初めて覚えた日本語でもあり、とても素敵だと思います!

      (瀟瀟) 平成31年01月19日 16:27:12
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平成30年12月19日 水曜日号

“曲げわっぱのぬくもり/李 瀟瀟”

title name_sawada img_sawada_01 ▲「今日は息子の遠足弁当のおさがりやねん」

「I love you」の日本語訳は?と聞かれた時、「ごちそうさん」と答えてくれた澤田さん。
――本日のご馳走は?
「息子の遠足弁当のおさがりやねん」と満面の笑みでお弁当箱のフタを開ける澤田さん。
お弁当箱は杉やひのきなどの一枚板を曲げて作る<曲げわっぱ>。
余計な水分を吸ってくれるという木の素材。
ご飯が傷みにくく、冷めてもふっくら曲物のお弁当箱。
スリムで小さいサイズのものが多い印象だが、
三年前に出会った大き目サイズが気に入って奥さんへプレゼント。
手触りの良さ、蓋のフィット感、
斜めにしても、「寄り弁」になりにくい。
使うほど惚れ込んでいるそうです。


img_sawada_02

▲出勤の日数だけお弁当がある


ご飯に焼きそばの炭水化物まつりの日もあるそうです。
「一回だけほんまに時間がない日があったらしく、フタを開けたら、ご飯に鮭だけがどーん!という日がありました。でも、僕的には
おっほー、シャケ弁や!と思って、嬉しかった。」と澤田さん。

「出勤日は漏れなく毎日弁当を作ってもらっている。」

毎日っていいなあ。

「好物が入っていて、やったー!というのは特にないが、全部が嬉しい。」

こう言ってもらったら、奥さんも嬉しいだろうなあ。

「そういえば、毎年最後の出勤日に『おつかれさまでした』と海苔で書(置)いてくれている。今年は12月28日ですよね。平成最後の『おつかれさまでした』書いてくれるかな。」

来週の金曜日か、見てみたいなあ、
海苔の「おつかれさまでした」。

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コメント
  • 毎日お弁当を作るのって大変ですよね。(笑)
    お弁当を作る側も食べる側もなんて素敵な人なんだろうと思いながら読ませていただきました。
    お弁当を作るとき思うのは、ふたを開けたときどんな顔するだろう、とか、その人の血となり肉となるものなので、絶対に体に悪いものは入れたくない、とか。
    私も奥さまを見習ってメッセージでもかいてみようかな。まあ、海苔をそんなふうに駆使できるほど器用ではないんですけどね。

    後藤美希 平成30年12月19日 20:33:57
    • 後藤美希様
      コメント誠にありがとうございます!
      澤田はお昼の時間までお弁当箱のフタを開けない主義だそうです。
      そして、恒例の「おつかれさまでした」もそこまできれいな<海苔文字>ではないといいました。
      海苔を細かく刻んで、カタカナでメッセージ入れてみたらいかがでしょうか?
      後藤様の思いをこめて作るお弁当はきっと心温まります!
      人はみんな、誰かの手料理を食べることで心が前を向くと信じております。

      (瀟瀟) 平成30年12月24日 18:26:14
  • 請問上圖午餐盒子在日本哪裹可以買到呢?

    thanks

    • 親愛的bela,
      感謝您的留言。
      澤田先生說他的便當是在雜貨店淘到的。
      在網路上搜尋關鍵詞「曲げわっぱ弁当箱」會有很多價格不等設計不同的木製便當盒。
      您不妨搜尋看看~

      (しょうしょう) 平成31年02月16日 16:48:00
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平成30年11月28日 水曜日号

“さあ、書こう/李 瀟瀟”

title name_hashimoto img_hashimoto_01 ▲贈り物に添える一筆箋を書く橋本さん(※このコーナーでは取材を受けてくれたスタッフ全員を「さん」付けしております)

万年筆のキャップをとって、うしろににつける。
ペン先をスッと走らせて、一気に書ききる。
義妹の「くうちゃん」宛に例年の
干支手ぬぐいのお届け物に一筆を添える橋本さん。
送り出したら万年筆の役目を終える。
ペンも一筆箋もたまゆらの命。
しかし、その薄っぺらな一筆箋は
さらっと書いた一言によって
人の気持ちが宿った便りになったのだ。
その気持ちを書き下ろした脇役の万年筆は、
主役がなくても粋で美しく感じた。
わたしはシャッターを押した瞬間、
お会いしたこともない「くうちゃん」が郵便物を開けたときの微笑みが目に浮かんだ。

img_hashimoto_02

▲「特にこだわりがないけど、使い分けを重視している」


橋本さんのペンケースを見せてほしいと依頼したら、
何本か取り出して、用途別で並べてくれた。
右から
・スケジュール管理には<消せるペン>
・送り状や複写式伝票を記入するとき、三枚目まで濃くきれいに写るように使う<ボールペン>
・お手紙やお礼状用に書き味を楽しめる<万年筆>
・デザインの一部として文字を書く時に使う<マジックペン><筆ペン>等

「例えば、《冬のカブキモノ》のタイトルに筆ペンの渇筆で勢いを表したり、和菓子のパッケージデザインなどにマジックペンを使って、まろやかなタッチで可愛らしさを出したりしています。こういった書いた文字はデザインの一部になる時、特にペンの使い分けを意識していますね。」
きゃしゃな体の橋本さんは淡々と喋ってくれた。
紙とペンの可能性を信じている人だけが持つ揺らぎなさがある。

メールと同じ文面でも、手書きにするだけでひと手間をかけた価値を感じる。
デジタルコミュニケーションが当たり前の時代だからこそ、
手書きの感触に特別な思い入れを感じるのかもしれない。
スマホがない時代の私たちには当たり前だった手書き。
紙なんて、いずれ時間や光とともに、ぼろぼろに劣化するもの。
そこに書き下ろした文字なんて、変化し、消えてなくなるもの。
デジタルにはないはかなさも手紙の持ち味である。
そして、そこには「ひと手間」の余韻、価値、趣があると思う。
「手書き文字には温もりがあります。」
そう言われなくても、橋本さんの一筆箋を見たらすぐにわかった。
さあ、書こう。

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平成30年11月07日 水曜日号

“修理屋オッカーさんの木べら/李 瀟瀟”

title name_nakaoka_02 img_nakaoka_01_04 ▲かかとゴム補修に傾注する中岡(オッカー)

気に入った履物はソールの修理をしながら、長く履きたいですよね。
SOU・SOUの地下足袋もそんな想いでソールの修理を依頼して来られるお客様がいらっしゃいます。
その担当をしているのが“オッカー”さんです。

使用するものは市販されているシューグー。
それと、付属している “木ベラ”。

――どうやって修理しているのですか?
「①汚れを丁寧に除去する;
 ②すり減った箇所にシューグーを充填;
 ③付属の木ベラで馴染ませる;
 ④一晩乾かして、出来上がり!
 地味な作業ですけど、一足一足修理していって、
 完成させた時は達成感というと大げさですけど、やっぱり嬉しいですね。」

オッカーの道具箱を覗いてみると、意外とシンプル。
ヘラは使い込んでダメになると取り替えるもの。
箱はたまたまあったちょうどいいサイズのもの。

「僕は靴修理のプロでもなんでもないですが、すり減ったかかとを修理してでも、お気に入りの地下足袋を履きたいというお客様には、できるだけ応えたいと思います。この木ベラを使って。」

img_nakaoka_02_07

▲履物を大切にしている気持ちに応える木ベラ


使い捨ての木ベラはただの消耗品ではなくなり、
修理道具の一つという意識に変わりました。

自分なりに地下足袋を履きこなしている人はかっこいいと思います。
手入れをしながら長く使った履物は、その人との思い出が詰まっています。
くたくたになった地下足袋も、まだまだ一緒に歩ける様になるかもしれません。

大切にしている地下足袋がすり減ってしまったら、ぜひ足袋修理屋のオッカーさんまで。
いつもの木ベラを使って塗っていきます。

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コメント
  • 先日、大好きな京都に行き、ついに主人も足袋デビューしました。メーカーさんではなく、スタッフの方が修理してくださるんですね。なんか、感動です。
    大好きなsou.souさんに行くことができ、本当に楽しい京都旅行でした。ありがとうございました。

    後藤美希 平成30年11月07日 13:38:30
    • 先日ご旅行中の貴重なお時間でご来店いただき、ありがとうございます!
      地下足袋を入れたSOU・装をぜひ楽しんでいただけたら幸いです。
      また履き込まれていた地下足袋の修理のご希望がございましたら、
      ぜひこちらのページをご参照下さい。
      https://www.sousou.co.jp/?mode=f25 
      来年5月のお越しを楽しみにお待ちしております。

      (瀟瀟) 平成30年11月07日 14:25:54
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平成30年10月25日 木曜日号

“さり気ないのに、美しい/李 瀟瀟”

title 
name_masami 
img_masami_01 ▲年に一回、ジュエリーを新調する

毎朝服を選ぶのは生活の基本で、
それに合わせてアクセサリーやジュエリーを選ぶことも皆やっている。

モデル写真でチラッと見えるアクセサリーが
いつも気になっているので、聞いてみました!
「聖美さん、教えてください。アクセサリーを選ぶ時のポイントを。」

日本人のデザイナー
何故かいつも、日本人のデザイナーのものに一目置く。
その「非装飾的」というか、
ジュエリーの装飾的な要素を「引く」という作業に惹かれるんですよ。

形は丸か直線
△、\、〇などの形は馴染みの良さがある。
すっきりとした明瞭な幾何学模様を好んで、
流れるような繊細な曲線もうつくしいが、
無駄のないシンプルな直線も魅力的に思う。

年に一品、ジュエリーをご褒美買い
ポイントは「飾りすぎない」。
アクセサリーは自分の斜め後ろに存在する感じで、
自分をサポートしてくれるもの。
そして、年に一品だけ選ぶ。
年一回の海外旅行みたいなものですね(笑)。


img_masami_02

▲時間の箱をつくる、あたらしい自分にめぐりあう


おしゃれを仕上げてくれる装飾品の<アクセサリー>や<ジュエリー>。
決して飾り立てるのではなく、
その人の魅力を「さり気なく」引き立ててくれるような、
やさしく寄り添ってくれるものが良いですよね。
そして何よりも、
自分自身の魅力を理解することが大事なんじゃないかと思いました。


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平成30年10月11日 木曜日号

“朝10時半のほうき/李 瀟瀟”

title name_wakabayashi_ver3 img_wakabayashi_01 ▲きょうも、ここから

「え!社長、掃除するんですか?」入社初日に若林さんに驚きました。
「するよ。」
「えええっ!いつからですか?」突拍子もなく問いかけた記憶があります。
「おぼえてへんけど十年以上は経つかな。。」

あれから三年半たちました。先日ようやくそのきっかけを聞かせていただきました。
「朝掃除は全員でやるけど、スタッフは主に店とか屋内を掃除するから、僕はスタッフがやらへん外回りとかを掃除しようかなぁって。」
SOU・SOU界隈はかなりきれいで、掃除するほど汚れてはいないと指摘すると、
「実はな、近年路上でタバコ吸ったらあかん法律出来たんや。罰金制度が出来た。それまでは毎朝タバコの吸いガラだらけやったんや。この道は裏通りやけど、SOU・SOUからしたらお客さんが来られるメインの通り。だから、タバコや空き缶、散らばった落ち葉や、小さなゴミがない様に取っているだけ。」

へえ、そうなんか。。
SOU・SOUの表通りは罰金制度のおかげでゴミ減っただけと若林さんは言うけど、外回りの掃除をやるようになったら誰も捨てへんようになったんちゃいます?
お掃除はテレパシーみたいなもの。伝わるんだと私は思いました。

img_wakabayashi_02

▲持ち手の部分が剥がれているほうき・ちりとりセット


朝10時半のほうき、
それを見ると、ほっと心落ち着けます。
一日のうちに何度か心穏やかな瞬間があるのとないのでは
人生も違うものになるのではないかと感じております。

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コメント
  • ZEN 精神とLeadership 融合に拍手!

    • Maria様
      コメントありがとうございます。
      掃除を工夫した分だけ、心華やぐ時間が増えるように感じております。
      「大切なことはすべて日常の中にある」ということでしょうね。

      (瀟瀟) 平成30年10月11日 18:06:27
  • 素敵な記事をありがとうございます。
    社長自らがお掃除されている企業も少ないと思います。私が勤めている会社からは考えられません。そうやって自分の背中を見せてくれる社長、その社長の気持ちを分かることができる社員。だから御社は素敵なのですね!

    後藤美希 平成30年10月11日 19:29:27
    • 後藤美希様
      コメントありがとうございます!
      私も最初驚きましたが、
      いつの間にかそれはSOU・SOUの朝風景の一部として
      馴染んでいるように見えております。
      毎朝の掃除日課を振り返ってみれば、日常に花を咲かせますよね。
      今後もこちらのコーナーで「SOU・SOUスタッフの暮らしの愛用品」をご紹介いたしますので、
      宜しくお願い致します。

      (瀟瀟) 平成30年10月17日 11:37:39
  • 看了這篇文章覺得很感動。
    每天每天誠心累積的打掃,
    成就了Sou Sou 街道的乾淨,
    這樣的用心,
    很了不起啊!

    • 親愛的泛音,
      您好!非常感謝您的評論。
      每天早上打掃的時間,除了維護SOU・SOU”大街”的整潔衛生以外,
      全員一起掃除這件”日常”本身,或許也是SOU・SOU大家庭其樂融融的氛圍之秘訣吧~(笑)

      (瀟瀟) 平成30年11月19日 11:25:37
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