SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“日本の履物の最高傑作/山本 聖美”
ご覧ください、このポップでカワイイかな文字の集合体!
こちらは高砂産業さん謹製の地下足袋『高砂足袋 いろは底』シリーズの底地デザイン画です!
2年ほど前からデザインの構想はあったのものの、制作期間がかかってしまい、この度やっとお披露目と相成りました。
すでにルコックの地下足袋では秋冬の予約企画で登場していますが、SOU・SOU足袋ではこちらの柄物4柄・無地2色でスタートいたします。
今週末頃より店頭に並びはじめまして、ネットショップには10月上旬頃掲載予定となっております。
現物をアップで。
底面にかな文字をみっちり並べたり、つま先部分に日本刀をモチーフにしたラインを入れたり、かかと部分に高砂産業謹製の刻印を入れたり・・・底地にいろいろな意匠を施しております。
では、ここで気になる
従来の貼付地下足袋との違いは?
①制作工程が異なります
いろは底
既に完成した底地と足袋本体を専用の接着剤で固定する「セメンテッド方式」で制作されています。
簡単そうに聞こるかもしれませんが、接着剤がはみ出さないようにしっかりと均一に仕上げるのは、職人だからこそ成せる技なのです。
貼付地下足袋
日本ではもう数社しか制作することの出来ない「バルカナイズ(加硫)製法」という方法を使って底地を形成。
硫黄と熱を加えると生ゴムが硬化する化学変化を利用し、底地を足袋本体とを結合させて定着するという作り方です。
現在では大変手間とコストがかかる製法ですが、なんとも言えないレトロな風情があります。
②シルエット
いろは底のほうはソールの見える範囲が少ないからかスマートな印象。
貼付地下足袋はよりカジュアルな印象です。
③重さ
24cmサイズで比べてみたところ、80gの差がありました。いろは底の方が若干軽いです。
④履き心地
私個人の感想ですが双方を比べてみると、いろは底の方が軽くてゴムが薄い印象。
貼付地下足袋はどっしり包み込まれるような履き心地がしました。
そして
⑤ゴムの巾が違う
水の染み込みは、若干ではございますが従来の貼付地下足袋の方がマシだと言えそうです。
とは言え、どちらも純国産の貴重な地下足袋。
『世界で自慢できる日本の履物の最高傑作』であることには間違いありません。
今後はこちらの二本立てで高砂産業謹製の地下足袋を制作していきます。
是非履き比べて頂きまして、お好みでとっておきの一足をお選びくださいませ。
実は底のデザインを制作する際に、私、すこしだけ“遊び”を入れてしまいました。
ヒント:左右の底地に一つずつゆかりのある単語を配置しております。
ちょこっとお楽しみいただけましたら幸いです。
以上!
日本のワンダフルな履物の新しい仲間のご紹介でした!!
(山本 聖)
8 件のコメント
そうかも そう・そう って言ってほしいなぁ〜(笑)
ANN様
コメント誠にありがとうございます!
そして解答もしていただけて大変嬉しいです!
左足(デザイン画では右側)の解答は正解でございます!(そう・そう)
右足は別の単語でした・・・!甲裏にあたる真ん中の四文字でございます。
勿体つけるほどのことではございませんが楽しんでいただけましたら幸いです!!
高砂さんどすな。
Snow様
コメント、誠にありがとうございます。
そして、ご名答!!でございます!
左から2番目の芙蓉(でしたっけ?)が、他の地下足袋では合うサイズが無く、再入荷予定もないということであきらめていましたが、別形状で販売されてうれしいです!
早速青山店へGO!です!
ピュレ様
コメント、誠にありがとうございます!
“芙蓉”でございます! 華やかですがとてもコーディネイトしやすく私も大好きです! 是非、お試し履きしてみてくださいませ!
とても素敵で是非とも履きたい!と憧れる、SOU・SOUさんの地下足袋ですが、私はラテックスや、加硫促進剤にアレルギー、接触性皮膚炎を起こしてしまうため、諦めざるを得ません。
日本の最高峰の技も素晴らしいことなのですが、ラテックスアレルギー、加硫促進剤アレルギーの人も履けるようなラインナップも展開していただけると、とても嬉しいです。
また、衣類の方も、ポリウレタンゴムを仕様したり、若しくは、簡単に自宅でゴムを交換できるような縫製、デザインをしていただけると、本当に嬉しいです!
アレルギーだって、素敵な装いをしたいのだ!✨
是非とも、よろしくお願いいたします。
貴重なご意見いただきまして誠にありがとうございます。
頂戴した内容は今後の商品開発の参考とさせていただきたく存じます。
また、衣類についてではございますが、【ゴム交換穴】を設けているアイテムもございます。
検索バーにて「ゴム付け替え可能」で検索いただけましたら一覧が出てまいりますので、よろしければご覧くださいませ。
Kanae様の素敵な装いの彩りに少しでもSOU・SOUがお役に立てると幸いでございます。
誠に勝手ではございますが、今後ともSOU・SOUを何卒よろしくお願い申し上げます。