SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“メローロックについて/山本 陽平”
10月に入り涼しく感じる日も増えてきましたが、まだまだ夏物衣類が手放せない気温が続いています。
本日は衣類の「製品取扱上のご注意」にも記載している「メローロック」という仕様(製造方法)
についてご説明させていただきます。
この「メローロック」を使っている主なアイテムは・・・
「四角衣」
「長方形衣」
「薙刀長方形衣」
「小袖ジバン」
「袖なしジバン」
「小袖莢」
など。
主には着衣のアイテムで登場する仕様で、夏物衣類に多用しておりますが
下記画像のように秋冬の衣類などにもよく使用されております。
メローロックとは、通常裏面の生地端をほつれないようにする始末=ロック処理
を、さらに細かい縫い方に調整し、表に出しても綺麗に見えるようにした手の込んだ縫い方です。
端の処理をメローロックにすると仕上がりがスッキリ見えて、和装をベースにしたSOU・SOUらしいアイテムになります。
このように手の込んだ仕上がりの良い仕様ではありますが、注意点もございます。
[メローロックは伸びません]
Tシャツなどのニット製品の衿ぐりのように、糸が伸びる縫い方をしているものとは違い
メローロックはロック処理の部類に入るため、縫い伸びしないようできております。
(但し、若干の伸びは対応いたします)
メローロックが施されている部分を故意に引っ張ったりすると、生地との縫い合わせが裂けたり、糸がほつれたりいたしますので
無理に引っ張らないようにご注意の上ご着用下さいませ。
以上
メローロックについてでした。