SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“金継/長沼 ふみ”
「金継」は茶の湯文化の流行とともに生まれたそうです。
茶の湯が権力者の趣味として楽しまれ
茶道具が富と権力の象徴とされていた頃
道具を大切にしようと装飾も兼ねた金継ができたそうです。
「金継」もお茶につながるのか!と感動です。
先日、陶芸教室の先生に金継を教えていただく機会がありました。
普段の生活で皿を割ることがほとんどないので
今持っている陶器を割ろうか悩んでいた所、
実家に割れた皿や欠けた湯呑みがあると聞き、もらってきました。
割れた皿を緩衝材に大事にくるんで運ぶのがちょっと笑えました。
「欠け」と「割れ」での継ぎ方の違いや
漆の重ね方の理由、漆に触ってしまった時の対処法など
先生から説明を聞きながら黙々と作業を進めます。
漆を乾かしてみると隙間ができてしまい
本来2週で仕上がる予定が、再塗装で1週多くかかってしまいました。
それもまた実験のようでおもしろく、勉強になります。
「SOU・SOUオリジナル 湯呑み5柄セット/色々」も一部欠けていましたが、
金色がいい感じに輝いてくれています。
家族のものなので特に思い入れもなかったのですが、この3回で愛着がわいてきました。
こうやって昔の人も割れるという惨劇をのり越え、
大事に且つ楽しんで道具を繋いできたんだなと感じました。
実家に返却せず、そのまま使おうと思います。
(長沼)
4 件のコメント
長沼さん、こんにちは、はじめまして(^.^)
私も1枚しかないSOU・SOUのノベルティー小皿(13周年の)を割ってしまって、金継ぎ体験教室で金継ぎしました。短時間で行う人工漆での金継ぎでしたが、無事、元の形に戻って金色の筋が新たな模様になり、より愛着が湧いています!
ちえ様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
ノベルティ小皿を大事にご使用いただいているとのこと大変ありがたく存じます。
自分の手が加わって、器の景色が変わるとより楽しいですね!
金継、味ですね~\(^o^)/
別物に生まれ変わり、また、味が出て良い感じに!
大切な物を捨てずに大事に使って行く。環境にも物にも優しく。
Y様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
集中して行う作業も没頭できていい時間でした。
次は自力でできるように漆屋さんへ行ってみようと思います!