SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“間がさねあつめ/中村 奈緒子”
SOU・SOUのテキスタイルデザインの中でいちばん好きなものはと聞かれたら、
しばらく迷って、『間がさね』と答えると思います。
知らないうちに、おそらく無意識のうちに、けっこう増えていました。
過去の写真を振り返っても、着ていることが多いです。
※現在は販売していない商品もございます。
“間がさね 平成18年”
手さぐりで水玉を描きストライプを描いて空間を埋めていった。
外国で暮らしていると無意識のうちに
自分のアイデンティティーやルーツを考えている。
日本への想いもある。それが思いがけず出てきたようだ。
端切れになっても残しておきたいと思うものを
作りたいという強い想いがあった。
(脇阪 克二)
主張せず、ずっと眺めていられる味わい深さがあり、配色によってまったく違う印象を見せる。
脇阪さんの言葉どおり、縞や水玉など日本古来からある文様で構成されていることも、心惹かれる理由かもしれません。
もうひとつ、最近増えつつある柄は、『枡』。
はじめは特になんとも思わなかったのですが、じわじわとその魅力にとりつかれ、現在地下足袋は、2代目と3代目をローテーションで履くほどに。
簡素さの中にも筆跡が見てとれ、全体で見たときにゆらぎのようなものが感じられるのが、飽きない理由かなあと分析しています。
好きなテキスタイルデザインを身につけるとき、どこかほっとすると同時に、ひそかなよろこびがあります。
そんなお守りのようなテキスタイルデザインが日々寄り添ってくれることに、しあわせを感じています。
2 件のコメント
4年前、初めて購入したsousouの商品が高島縮のワンピースの間がさねでした。着すぎて洗濯しすぎてクタクタになりましたが、どうしても捨てられず、端っこだけ手縫いして簡単枕カバーとして愛用しています。sousouのテキスタイルはどれも素敵で私は絞りきれないのですが、脇坂さんの想いのこもったデザインがより一層好きになりました。
コーネリア67さま
コメントありがとうございます!
好きなテキスタイルのものはヨレヨレになってもなかなか捨てられないですよね。
枕カバーいいアイディアですね!なじんだ生地も気持ちよさそうです。
テキスタイルデザインのコンセプト文を読むのは、理解が深まって、より愛着がわくので私も好きです。