現代の傾き者
Design for modern "kabukimono"
■動画 『風靡下の穿き方』※音声なし
モスリン<フランス語>この美しい布のルーツは、遠くメソポタミアの首都モスール
(今のイラク第2の都市)にあります。 極細の単糸で織られた羽のように軽い平織りの布はエジプト経由でヨーロッパへ伝わります。そして日本に辿り着いたのは、江戸末期。その後明治、大正、昭和と日本の織人達の手で練り上げられたこの布は<毛斯綸>と表記され、高価な絹などは手が出なかった当時の庶民達を魅了してきました。素材は上質なメリノウール、独特な深みのある発色で暖かく蒸れません。又トロンとした「落ち感」はこの布のみが持つ特長でもあります。日本に入って来てからは、独自の発展を遂げて来たこの<毛斯綸>は、まさに<人にまとわれるべくして存在する布>と言えます。 |
「京型友禅」で
染色したテキスタイルが
生地になるまで
染色したテキスタイルが
生地になるまで
色とりどりのテキスタイルは職人さんの技が光る「京型友禅」で染色されています。
SOU・SOUではオリジナルで生産している商品の全てを京型友禅で染色することにこだわっており、伊勢木綿の手ぬぐいや、地下足袋に使用する帆布生地、一年を通して様々な衣類の生地に染色を施しています。
商品となる生地は多くの工程を経て完成した後、そこからやっと縫製へと入り商品が出来上がっていきます。そんな時間も手間もかけて職人さんが作る生地ですが、その作業工程はあまり知られないもの。今回は生地の染め初めから出荷されるまでの流れを動画にして紹介いたします。